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カテゴリ:ガラス
工場で働いていたころは、
ちっとやそっとの風邪では誰も休まなかった。 が。 困るのはまわり。 ブローパイプを共有している環境では、 風邪はてきめんにうつる! 班に分かれて働いているので、 風邪がどこからどううつったかが はっきりわかる。 その班の人たちがじゅんぐりにまずやられ、 その班に出張してきた人の班に飛び火する、と言った具合。 私は大抵最初にうつり、 ひどい時は風邪がひととおり一巡したあと、 2周目がまわってきたりした。 「ぜったい会社は休まない」をモットーにしてる 職人じいさんのいる班で、一緒に働いていたんだけど、 ほんとに、どんなに鼻水たらしてても、絶対休まない! もー、よく彼から風邪もらったもんだ・・・。 「頼むから、風邪の時は休んでくださいよっ! ほーんと、迷惑です!! でなきゃ、私にうつした後は、使わなかった有休私にわけてください!」 「ばっかやろお。俺の有休は俺のモンだ! お前なんかにやらねえ! ええい、お前からうつしてやる~!げほげほげほ。」 なーんてくだらないやりとりをよくしてたもんだ。 風邪とは話が違うけど、 夏場暑くなると、班で一番はじめにくたばるのも私だった。 というか、あの班、ほんとに熱かったのよっ!! 正面が1100度の溶けたガラスの窯、 (この温度、最初「1500度」と書いて、 高すぎじゃない?とご指摘受けました。 はずかしい~~~!) 後ろには、出来た品物をさおごと置いておいて一時的に冷ます ゴロ台(品物の熱さ500度以上)、 右にガラスを焼き戻すグローリーホール(何度か忘れた)、 左にはガラスを徐々に冷まして常温にする徐冷炉(500度)のトンネルが口を開けている。 その狭間で、私が動ける範囲は3,4歩程度。 逃げられない~。。 文字通り灼熱地獄。 そして玉吹きの役割りだった私がガラスを巻く(窯に近づく)頻度は、 品物を吹く人の2倍。 (私が吹いた玉でふたりの職人さんが品物を吹く。) 入って最初の年に、夏場、突然猛暑になった週があって、 月曜の午前中で(はやっ!)気持ちが悪くなって、 社長が、私を他の班に変えてくれた。 残されたふたりの職人さん、あそこで大丈夫だなんてすごいな~、 と感心してたら・・・ 二人とも最初の4日間で3キロ痩せ、 5日目の金曜はふたりとも会社に来なかった。 ひょえええ~。 こわっ。 全然、大丈夫じゃなかった。。 今頃日本は夏だなあ。 暑いだろうな~。 みんな元気でやってるかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年07月25日 16時34分25秒
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