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きょう聖(ねこミミ)

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2016年09月03日
XML
カテゴリ:アニメ ('д')
2016年9月3日 21:59


キャラクターの書き方について整理しよう(素人)。
ガチでいくぞ!
とにかく、キャラクターを魅力的に書かなくてはいけない。ジャンプ流だな。それはわかる。じゃあ、どうしたら魅力的に書けるのか。そもそも、魅力の定義さえない!
魅力の定義でいえば、仏教では菩薩を高い人格として説いている。次に声聞・縁覚。これは専門家だ。自分のこと優先のようだが菩薩にも近い。まあ、それは置こう。
魅力的なキャラクターはどうしたら書けるのか。わかることをまとめよう。
キャラクターの視点を意識して書き分けるのは基本だな。キャラクターにはそれぞれ視点(考えかや見方)の違いがある。Aがいいというキャラがいるとして、Aを悪いというキャラもいる。それを第三者視点で見るキャラもいる。これで安定した3視点ができるわけだ。ボケ、ツッコミ、ニヤリなどとも。
星山博之さんの本では、この視点を重視している。視点について、さらに考えてみよう。
キャラクターの視点の奥にはテーマがある。
テーマ、つまり「訴えたいこと(やりたいこと)」だ。
物語の作り方において、最も大事なのはプロット、次がキャラクター、3番目にテーマとは以前、説明した。
テーマが大事であるとしても、テーマだけを打ち出していればいいというものではない。テーマを伝えたいだけなら、それを紙に書き出せばいい。しかし、それでは作品にならない。
キャラクターの持つテーマは葛藤や対立で表現される。
キャラクターは毎回、ケンカ(葛藤や対立)しなくてはいけないのだ!
なぜか。
作例で説明する。

「私はこれこれこう思うの」(第1視点)
「そうだね。その通り」(第1視点と同じ)

読者の読むページは1ページもない!
これが葛藤になると……、

「私はこれこれこう思うの」(第1視点)
「それはどうだろうか。君と同じことを過去に言った人もいたが、皆あれこれそうなって最後には……」(第2視点)

視点に広がりが出たしページも増えるな!
プロットや葛藤を「波」に例えるといい。波がないの時、船員は昼寝をしても船は目的地に着くだろう(対立がない)。読者も昼寝したがるかもしれない。
しかし、波が10m以上もある時、船員は寝ている場合ではない。今こそ命をかけて立ち向かうのだ!(対立がある)
訴えたいこと・やりたいこと(第1視点)と葛藤・対立(第2視点)を意識するだけで複数の視点を作ることができるな。プロット作りも助かる。

で、テーマとして何を訴えるかだ。テーマの選定は魅力にも関わる。これは社会的なテーマが最も注目を集めるのではないか。
例えば、性差による不当な差別、その解消など。少年の成長、世代交代なら神話的構造になる。サブキャラなら男らしさ、女らしさなど単純なもの。
キャラクターのテーマはいくつあってもいい。そこは見せ方の問題だろう。しかし、物語が終わる前にテーマが解消してしまうのは問題だ。テーマが解消するのは物語のラストがベスト。テーマがない、または葛藤がなければキャラクターを書く意味がなくなってしまうからだ。
また、物語のオチとして、持っていたテーマを逆転してしまうというやり方もあるという。アムロは母に再会したがったが、会ったあとは自立するように仲間のところに戻る。やや難しいオチかもしれない。

次にキャラクターの厚みについて考えよう。人物の2面性ともいえる。
以前、ひぐらしのなく頃にを例にキャラの2面性について書いた。これを簡単に整理しよう。
キャラには社会性といえる面と本音の人間性といえる面がある。社会性の部分を「社会的に望ましい構造」とでも言い換えるか。
例えば、目が悪ければメガネをかける。社会的にはメガネをかける必要がある。しかし、実際は目が悪い。目が悪いことは「本当の姿ともいえる実存」と言える。背の低い人はシークレットシューズを履くかもしれない。それが望ましいからだ。でも、本当の姿は背が低い。
この2つの面を意識して書けばキャラに厚みが出る。メインキャラには厚みがあったほうがいいだろう。
また、もっと簡単に、人気キャラの遺伝子(構造)をパクってしまう。そのキャラを物語の展開に合わせて動かす(実存)。と、いうやりかたもありそうだ。例えば、涼宮ハルヒの憂鬱には、エヴァのアスカやレイのようなキャラが出てくる。しかし、それらが物語に合わせて動いている。だから、安易にパクったようには見えないんだな。











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最終更新日  2016年09月03日 22時04分58秒
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