これも久しぶりのPart3。
舞台が中国に変わっても邦題は「ハムナプトラ」…
2000年前、中国を統一した皇帝は不死を求めて呪術師のツイ・ユアンと腹心のミン将軍にその方法を探さていた。ツイ・ユアンはその過程でミン将軍と恋仲になる。ツイ・ユアンは不老不死の方法を見つけるが、皇帝によってミン将軍が処刑されるのを見て皇帝と軍団に呪いをかける。呪いをかけられた兵たちは土の人形となってしまう。
1946年、リックとエヴリンのオコーネル夫妻はロンドンで暮らしていた。リックは退屈な毎日、エヴリンは以前の冒険をネタに小説を書いて成功したものの次のネタがなくて困っていた。
そんな時、外務省からブルーダイヤ「シャングリラの眼」を博物館に届ける任務を受けてオコーネル夫妻は上海に向かう。
その頃、夫妻の息子アレックスは両親に無断で大学を中退し、中国で兵馬俑を発掘していた。アレックスは発掘現場で謎の女に襲われる。そして上海のエヴリンの兄・ジョナサンが営んでいる店でその女を見かける。
上海の博物館で「シャングリラの眼」を届けるが、博物館長は皇帝復活を目論むヤン将軍とグルであった。「シャングリラの眼」皇帝復活のために必要なアイテムだったのだ。
ついに蘇った皇帝。オコーネル夫妻とアレックス、謎の女・リン、ジョナサンたちは皇帝の完全復活を阻止するために行動を開始する。
兵馬俑がただの人形ではなく、呪いをかけられた兵士たちであった!という大胆な設定です。
兵馬俑や始皇帝のことをいろいろ知っているとできない発想です。ハリウッド製ならではです。
そして「THE MUMMY」の原題の通り、皇帝はミイラになっています。
ジェット・リー演じる皇帝、具体名は出てきませんが、始皇帝です。
『HERO』では始皇帝を狙う刺客でしたが、今度は始皇帝役です。
生身のシーンは(少なかったけど)なかなか雰囲気は良かったです。
ドラゴンに変身した時はちょっと…でした。怪物より生身の方が迫力ある。
あと、蘇ってからずっとミイラだったし。
皇帝が蘇って御者像から出てくるシーンで『キカイダー01』を思い出した私はオッサンです…
不老不死の地、シャングリラ。
字幕は中国っぽく、桃源郷とかにした方が良かったのでは?
シャングリラで傷の治療をするリック…『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』っぽいシーンも。
ストーリーはわりと単純でしたが、見せ場はいっぱい。
爆竹を積んだトラックはお約束、ヒマラヤで雪男登場、そして最後の軍団の対決。
テンポよく次から次へと見せ場が発生で飽きません。これは楽しめました。
単純に楽しめる娯楽映画でした。