がらくた別館 映画・漫画いろいろ日記

2009/08/24(月)01:04

宇宙(そら)へ。

映画の感想(379)

お台場でガンダムを見てきた・・・とは関係ないですが、ドキュメンタリー映画『宇宙へ。』を観てきました。 公開初日、2日目の8/21,22は特別料金500円です。1958年に設立されたNASAの50年の軌跡。 有人宇宙飛行の「マーキュリー計画」。 複数の人間を宇宙に送り、ランデブー飛行を行った「ジェミニ計画」。 月に到達した「アポロ計画」。 そして、スペース・シャトル。 記録された映像によるドキュメンタリー。 映画の雰囲気は、科学館や博物館で上映される映画という感じです。 余計な演出はなく、淡々と記録映像が展開されます。NASAの歴史なので、スプートニクやガガーリンは出てきません。 テーマは「人類の宇宙への挑戦」ではなく、「NASAの宇宙への挑戦」です。 50年の歴史を紹介するために、一つ一つの事柄はあまり掘り下げられません。 月着陸のくだりは、わりと大きめに取り上げられていますが。とにかく、映像は本物だけあって、なかなか良いです。 うまくいった飛行だけでなく、ロケット打ち上げ失敗の映像などもあります。 「ラップトップコンピュータにも劣る・・・」といったナレーションが流れますが、当時のコンピュータは今のものよりはるかに低いと聞いたことがあります。(ロケットに積まれたコンピュータは初代ファミコン以下だったとか・・・8bitだし) まさに冒険ですね。 研究室でも十分なシミュレーションができないだろうから、飛ばしてみないと・・・というのもあるだろうし。アポロ1号の地上での事故を越えて、月着陸へ。 この辺も淡々と紹介されます。 アポロ11号の着陸時に出ていたエラーなど詳細な部分は、月着陸にテーマを絞った「ザ・ムーン」でやっていましたので、そちらも観てみるのがオススメ。 そして、スペースシャトルの時代へ。 2回の事故が紹介され、「それでもわれわれは宇宙を目指す。」といった感じで終わります。 詳しく知っている人が観ると、ひとつひとつの事柄が軽く触れられている程度なので、ちょっと物足りない感じがするかもしれません。 でも、本物の映像はなかなかすごいです。 一見の価値はあると思います。

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