X-MEN3部作で活躍していたウルヴァリンの過去を描いた映画です。
もちろん、ヒュー・ジャックマン主演です。
1845年、カナダ。
ジェームズは父親を殺した男(実はジェームズの実父)を手から生えたカギ爪で殺し、兄ビクターとともに逃走する。
その後、ビクターとジェームズの兄弟は南北戦争、2度の世界大戦を兵士として生きてきた。
ベトナム戦争でビクターは村人に暴行を働こうとして上官を殺害し、かばったジェームズとともに銃殺刑になる。しかし、彼らは再生能力のため死ななかった。
そんな彼らのもとに謎の軍人・ストライカーが現われて2人を特殊部隊・チームXにスカウトする。
チームXはミュータントの特殊能力を持った者たちで構成された部隊だった。
しかしジェームズはアフリカでの任務中、部隊の残虐なやり方に嫌気が差し、部隊から抜ける。
6年後、ジェームズはカナダの山奥で教師のケイラと暮らしていた。
しかしそこにストライカーが現われ、かつてのチームXのメンバーが殺されていることを告げる。
そしてジェームズのもとにも犯人が現われ、ケイラを殺してしまう。その犯人とはビクターであった。
ジェームズはケイラの仇を討つため、ストライカーの申し出を受けて強化改造を受けるのだが・・・
最初が1845年・・・ということは、ウルヴァリンはX-MENに登場した人物の中では最年長?
『X-MEN』で少年時代にナチスの収容所にいた描写があった、マグニートーの倍以上は生きています。プロフェッサーXよりも年上?
記憶喪失の前のウルヴァリンは超人的な能力がありますが、心優しい人物です。
100年以上、戦場で生きてきても優しいです。
ウルヴァリンの兄、ビクター。
ウルヴァリンが狼男なら、こちらは熊男。指の爪が伸びます。しかも性格は凶暴。
ビクターを演じたリーヴ・シュレイバーの体格も熊のようなので、ぴったりな感じ。
ちなみにリーヴ・シュレイバー、『ディファイアンス』でダニエル・クレイグ演じる主人公の弟を演じていました。
こちらは、真面目で頼りになる感じの役でした。
ウルヴァリンの名前の由来も登場。
改造の後、逃げてきたウルヴァリンの世話をした老夫婦。
ウルヴァリンが切り落とした流し台にも動じない人たちですが、やっぱり・・・な展開です。
パターンですが、こういう展開で敵側の非道さが強調されます。
そして、「島」へ。
「ミュータントがいても放射能のせいにできる」って・・・まぁ、そういうこともありましたが。
「島」にはいろいろなミュータントが収監されています。
若きサイクロプスも収監されていて、脱出時に活躍。『X-MEN』の時よりも効果的に活躍?
そして、プロフェッサーXも登場。ウルヴァリンとは顔を合わせませんでしたが。
最強の敵、「ウエポンXI」
いろいろなミュータントの能力を備えています。
最凶でもあります。
で、エンドロールの後にももう1つ展開が。
最後まで見ないで続編を見ると、「なんで?」となるでしょう。
このシリーズは本当に最後まで見ないとだめですね。
展開が強引だったりするところもありますが、テンポも良く、アクションも派手でなかなか楽しめました。
続編もありそうですから、これからも楽しみです。