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Jul 17, 2010
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カテゴリ:映画の感想

やっと観てきました。
口コミでかなり評判になっているそうで、公開開始から1ヶ月経ったレイトショーでも結構観客が入っていました。

なんというか、衝撃的で凄い映画でした。

告白.jpg

3月25日。中学校の1年B組の終業式のHRでクラス担任の森口悠子は衝撃の告白をする。
悠子が今月いっぱいで教師を辞めること、シングルマザーになった経緯、そして約1ヶ月前に校内で事故死したとされた娘の愛美が実はこのクラスの者に殺されたこと・・・。
そしてその犯人AとBについて個人を特定できる形で話し、その者が飲んだ牛乳にHIV感染者の血液を混入したことを話す。

クラス替えがなく新学期になり、Bは登校拒否、Aはイジメの対象となる。
新担任の寺田(ウェルテル)の熱意は空回りし、クラス委員の北原美月も巻き込んで状況は悪化してゆく。

20100717p_告白.jpg 20100717t_告白.jpg

ストーリーは娘を殺された女教師の復讐劇・・・なんですが、方法が凄いです。
言葉だけで、対照の無知、経験の浅さ、思い込みや弱点を突き、事態を救いようのない方向に持ってゆきます。そして自身もやつれてボロボロに。
松たか子の演技が鬼気迫っていました。

B組の生徒たちのあの年代ならではの無知と残酷さ。
ドラマのような熱血教師に憧れて熱意が空回りしする若い教師。
「わが子」第一で他のものが見えていない母親、子供に過剰な期待をする母親・・・
みな、どこにでもいそうな人たちです。

観て感じたのは、悠子はよく生徒たちを見ていることです。登場する母親たちよりも生徒のことをわかっているでしょう。そして、生徒たちからもいろいろ話をされるというところからも、信頼されているようです。
教師としてはかなり有能だと思いました。そしてその能力が復讐に使われたことがさらなる悲劇を生みます。
娘を失い、夫になるはずだった人も失い、止める人もなく。

あと、印象的だったのは未熟なウェルテル以外に大人の男性が背景程度しか出ていないことです。これは現実の問題も表しているでしょうか。
悠子の復讐はAとBに対して・・・ということになっていますが、学校、世間に対してもあるでしょうね。子育てのサポートもなく、例え事故だったとしても勤務を続けさせたこと・・・

映画を観ている人たちは状況を俯瞰で見られるからそれぞれの視野の狭さがわかりますが、当事者になったときはどうでしょうか・・・
また、自分みたいに40代独身男性が観て感じることと、生徒たちと近い年代の人が観て感じることと、子供がいる親が観て感じることとではまた違うでしょうね。

例え中学生が殺人を犯しても少年法が守ってくれる・・・
本質的に法律は犯罪の被害者を守るものではないです。あの有名な「目には目を」も、被害者からの過剰な報復を抑えるものだったらしいし。

ストーリーの展開は凄惨で、そのまま作ると不快で観ていられないようなものが出来かねないのですが、これをどんどん引き込まれるような映画にした中島哲也監督の手腕は見事です。
前作『パコと魔法の絵本』とは全く違う世界なんですが。

観ていて世界に引き込まれ、見た後もいろいろ考えさせられる映画でした。
必見の映画だと言えるでしょう。終わる前に観に行けて良かったです。






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Last updated  Jul 20, 2010 12:23:05 AM
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