テーマ:最近観た映画。(38849)
カテゴリ:映画の感想
司法制度の矛盾をつくクライム・サスペンス。 クライド・シェルトンの生活は彼の家に押し入った2人組の凶悪な強盗によって一変した。 犯人は逮捕され裁判にかけられるが、検事のニック・ライスはクライドに驚くべき提案をする。それは、犯人の1人ダービーと司法取引をするというのだ。 10年後、エイムスの死刑執行時に事件が発生する。死刑のときに使用される薬品が別のものとすり替えられ、エイムスは苦しみぬいた挙句死亡する。 事件の容疑者としてクライドが逮捕され、刑務所に収監された。 クライドの経歴を調査したニックは、クライドがかつて国防総省から遠隔地の暗殺を請け負っていた危険人物であることを知る。
凶悪犯を有罪にするために司法取引で刑を軽減、全く反省していない犯人を被害者が殺害。ここまでは良くある題材ですが、主人公の矛先はここからさらに司法関係者に向かいます。 成果主義の検事というのは、なんか嫌だな・・・ ダービーの殺害シーン、最中の描写はありませんが、あれは凄まじい。 クライドはかなり頭が切れる人物で、10年かけた計画を次々と実行してゆきます。 裁判の関係者にとどまらず、ニックの仲間の検察官、はては検察官たちを任命した市長までもが標的になり、どんどんエスカレートしてゆきます。 最後に、10年かけた周到なからくりが明らかにされます。 もう自分でも止められなくなったクライドが、誰かに止めてもらいたかったとも解釈はできますが。 なかなか面白い映画でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 14, 2011 12:26:42 AM
コメント(0) | コメントを書く |
|