2005/09/08(木)04:40
米国少年サッカー事情
息子が入っているU-12の新チームが8月より練習開始し
先週2つの練習試合が行われた。
対戦相手はU-14の女子とU-13男子チーム。
ヤンチャ坊主達はとにかく元気がいい。
年上の兄ちゃん姉ちゃんチームをこてんぱにやっつけた\(^o^)/
(息子はミッドフィールドのど真ん中を担当)
春、秋、年間合わせてたった半年だけの練習量にしては
チームの仕上がりがいい。
春と秋の間は野球シーズンなのだが、チーム半分以上の子が
市のリトルリーグ選抜チームの面々でもあり、
一人一人運動能力が高い子が集まってきているからだろう。
今シーズンとても期待できそうなのだが
市のサッカー事情には問題点が多々ある。
これまでは近隣での大会が殆どで遠征があるのは
選抜メンバーの極一部の選手だけだった。
今回U-12は新体制のリーグに入ることになり、
10月末まで幾つかのカウンティー外(郡外)のトーナメントに出場する予定。
わが町はワシントン州中部に位置するため
リトルリーグの試合と同様に大会会場までは何時間もかかり
当然宿泊がついて回る。
宿泊してまでサッカーをさせるかどうか。
大家族も多く、1回の宿泊費も馬鹿にならない。
時間的にも金銭的にも子供を続けさせられないと考える家庭もあり
米国田舎地域の問題点であると思う。
今回新チーム結成に当たり、募集の際に遠征があると説明した結果
両隣の市も含めて5チームの中からたった22名の応募しかなかった。
当初チームを振り分けるためにトライアウト(選抜)する予定だったが
必要なくなってしまった。
1チーム18名なので最後に申し込んだ4名はU-11のチームに
振り分けられた。(これも可愛そうだ)
乱暴な言い方をすれば、一気に4チーム(18人×4)が消えてしまった。
時間や金銭的な問題以外に、サッカーはしたいのだが
レベルが高くなってきている為
自信を失くして応募しなかった者もいるらしい。
U-12と言えばちょうど中学生。(ここは6年生から中学校です)
学校にはサッカー部がないので地域サッカーが唯一の活動場所なのだが
これまで何年かサッカーをしてきて、まだまだこれからなのに
子供たちをサポートする組織が出来てないことが残念でならない!
また、ワシントンにはシアトルサンダーズというプロチームがあるのだが
試合中継を見た事がない。
だいたいそんなチームがあることすらみんな知らないかもしれない。
サッカーのテレビ中継も南米の中継が極稀に見られる程度。
しかも解説はスペイン語。
アメリカが2006ワールドカップに出場することを一体どれだけの人が
知っているのだろうか、、、ここでは皆無に近そう。
FIFAによる8月ランキング
日本17位 アメリカ6位
意外や意外、アメリカ結構頑張っている。
もっとサッカー少年たちの育成サポートもして欲しい。