岡田彰布著「頑固力」
図書館の野球本を読もうのコーナー。今回は岡田彰布著「頑固力」(2008年11月発行)です。頑固力2008年、歴史的な大逆転で優勝を逃してしまいその責任をとり監督を辞任した岡田さんの本です。冒頭の「まさかこんなことになるとは・・・」という言葉が2008年の全てを象徴してますねしかしどちらかと言えば無口な口下手なタイプというイメージの岡田さんの真の声がたくさん聞けて面白い本でした。なんと藤川球児は2003年オフに戦力外になりかけていた!もう少しで虎の歴史に残る名ストッパーの誕生が消えてしまうところだったのだ!2002年の2軍監督時代に先発で長いイニングを投げきれない球児に中継ぎ転向をすすめたという話し。岡田阪神の象徴JFK誕生の第一歩となった。新人時代のブレイザー監督との確執しかし後にブレイザーが語っていたコメントを間接的に聞いて監督を経験した今では当時の事も理解できるという話し。掛布との確執はない。マスコミに面白おかしく書かれてしまった。本書の中でもカケさんと呼んでいた。新聞などではあまり書かれてなかった呼び方でちょっと新鮮でした。掛布引退試合で「後は頼む」と言われた話しなんかちょっと泣かせますまた野村監督との確執もない。むこうはどう思っているかわからないが、少なくとも私はないとのことだった。ただ野球感の違いはあったようでした。長所を伸ばす岡田指導法と短所をつぶす野村指導法と大きく違うとのことでした。ノムさんは短所を~なのかなぁ?村山-吉田、村山-江夏などスポーツ新聞は負けがこんで書くことが無くなるとすぐにこういった話題にもっていくがご本人の本を読むと全部ウソあるいはかなり大げさに書かれていて本人達は実はそうでもない事が多いですよね。江夏-吉田は江夏氏側だけのコメントを見るとほんまもんでしたが(^o^;)バックスクリーン3連発三人目の岡田さんは狙って打ったとのこと!すばらしい!全てが阪神愛につつまれた内容でした。こどもの頃から監督を辞めた今でも永遠の阪神ファンであると公言されてました。また監督復帰を見たいですね。虎ファンにはおすすめです!