イジメで自殺するくらいなら

11月26日の「産経新聞」のニュース
【コラム・断】イジメで自殺するくらいなら
以下、青い部分はニュースの原文です。

　イジメ自殺が社会問題となっている。新聞でもテレビでも識者と称する恥知らずたちが、おためごかしの助言を垂れ流して小銭を稼いでいる。イジメに苦しむ少年少女よ、あんなものが何の役にも立たないことは、君たち自身が一番良く知っている。唯一最良のイジメ対処法は報復に決まっているではないか。

「やられたらやり返す」ですか？
それじゃあアメ○カと同じじゃないですか。
自爆テロで大勢殺されたからと言って、相手の国に乗り込んで行って、テロで死んだ数以上の自国の兵士を死なせてしまった愚かな国と。

　実はイジメ自殺は何年かごとに社会問題となり、そのたびに真実の声が良識という名の愚論によって圧殺されてきたのだ。十一年前にもイジメ自殺が相次ぎ「少年ジャンプ」が悲痛な叫びを特集連載した。それをまとめた『いじめレポート』（集英社）にこんな声がある。「徹底的に体を鍛えた。復讐（ふくしゅう）のために…。やられる前にやれ！」（Ａ男）。Ａ君は拳法、柔道で「歩く凶器」となり、イジメを粉砕した。睡眠薬自殺未遂のＣ子さんは、死を思う気持ちよりも「憎しみの方が強くなった」「私もガンガン殴り返す」「女でもやるときはやるんだ！」。別の女児もこう言う。「どうしても死ぬっていうんなら、いじめた奴に復讐してからにしなよ」
　学校では報復・復讐は道徳的な悪だと教える。しかし、それは嘘だ。人間が本来的に持っている復讐権を近代国家が独占したに過ぎない。大学で法制史を学べばすぐわかる。復讐は道徳的には正しいのだ。現に、ロシヤに抑圧され続けたチェチェン人は果敢に復讐をしているではないか。

教わった記憶が無いんですけど。
実際、酔っぱらい運転で自分の子供を殺された親には相手を殺す権利は与えてもいいと思いますけどね。
子供をさらって犯りまくって殺したヤツとか。
犯人に直接的に手を下して、親の気が少しでも済むならその方がよくないですか？
今の日本の法律では「復讐」ってことで違法でしょうけど。
昔の日本では「仇討ち」ってのは合法でしたね。

　被害者が自ら死を選ぶなんてバカなことがあるか。死ぬべきは加害者の方だ。いじめられている諸君、自殺するぐらいなら復讐せよ。死刑にはならないぞ。少年法が君たちを守ってくれるから。

お～い！おっさん！少年法で守って貰えないって！
変なこと言ってガキを煽るんじゃないよ！
死刑にならなきゃ何とかなるってもんじゃないんだよ。
そりゃあ、うまく行けば相手が死んでも「情状酌量の余地あり」みたいな方向で、その後の人生楽しく生きられる可能性もあるけど、世の中そこまで甘くないよ。
相手が死ななかったとしても少年院送りになった子供の人生がどう狂っていくか。
確かに少年院へ行っても、立派に更正して素晴らしい大人になった人もいるでしょう。
でも、そうじゃない人って大勢いるんじゃないんですかね？
復讐した子の家族がどういう目に遭うと思います？
近所の人達や親戚は、やさしくないですよ。
その子の兄弟なんて「アイツのアニキ人殺しなんだってよ」なんて言われて少年時代を過ごしたりしますね。
それに耐えきれなくなって自殺でもしたら責任取るおつもりで、そういうことを仰ってるんですよね？

（評論家・呉智英）

この人って、こういうこと言うタイプの人だったのかなぁ？
一度だけ、この人の文章を読んだことがあるけど、随分印象が違う。
でもイジメをやるようなガキは死んだ方がいいと私も思う。
だけどねぇ、今の日本は「いじめられる側が悪い」って風潮だからね。
私もそういう対応をされたし。何十年も前だったけど。
イジメの原因って人それぞれだろうけど、どうしても「イジメに遭いやすいタイプの子」ってのがいる。
かつての自分のように。
そういう人間は「要領よくやってく」っていう技術を身につけた方がいいと思う。
私はかなり前にそういうことが重要だって気付いたけど、未だに身に付かないけどね。
「要領よくやる」っていうのはズルいことみたいに思われるだろうけど、やっぱり「要領悪くても真っ向勝負」ってのは、よっぽど精神的に強い人間じゃなきゃ耐えきれないよ。
日本中「要領のいいヤツ」ばっかりでも困るけどね。

(2006/11/29作成）