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読書してみた。
古本市場のタダ券と引き換えに買ったやつをまだ読んでなかったので。 読んだのは森絵都の「アーモンド入りチョコレートのワルツ」に収録されてる短編「子供は眠る」と「彼女のアリア」。 ちょうど「カラフル」映画化ということで、森絵都読みたいなぁ、と思って。 森絵都はやっぱり何かを軸にして表現するのがうまいんだと思う。 「カラフル」なら色だし、「DIVE!」は雪だとか海だとか、そういった自然のものをキャラごとに合わせてうまく配していたと思う。 で、今回はというと音楽である。 タイトル自体がクラシックから取ってきているので当たり前といえばそうなんだけど、やっぱりいい。 気持ちが「変調」するだとか、荒唐無稽な話を「アリア(独唱)」のようだと例えてみたりとか、そういった表現が素晴らしい。 純粋にきれいだなぁ、と思う。 あと、話としては、「彼女のアリア」のラストの夕飯の献立を聞くくだりは最高だった。 主人公かっこよすぎて惚れる(笑 森絵都作品の魅力の一つは素朴な少年の主人公だと思うんだよね。 たぶん自分ではそんなかっこいいことを自覚してないというか、天然というか・・・(笑 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月24日 00時23分53秒
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