2010/02/15(月)00:24
ママのビタミン
気を取り直して、昨日の話。
とっても楽しい、集まりだったのです。
ガンが中1のときの、クラスのママの会です。
年に何回か集まって、懇親会をしています。
昨日は、ほぼ一年ぶりのランチでした。
正副両担任もお呼びすることができ、食事をしながらおしゃべりをしました。
男子校は、子どもが家であまり詳しい話をしない…ということもあって、保護者の集まりが盛んというところが多いようです。
ガンの学校も、ご多分にもれず。
多方面から、東京の真ん中に通ってくる学校だし、華やかな町にあるし、オカネモチも多くてお付き合いが大変かも…と、はじめは心配していましたが、そんなこともありませんでした。
それはもう、びっくりするようなオカネモチもいるけど、普通の感覚の方がたくさん。
背伸びしなければならないような、気の張るものはないです。私の知るところの話ではありますが。
各学年のクラスや、部活など、いろいろな集まりがありますが、中1のときのつながりは、何かホッとする雰囲気があります。
最初に仲良く打ち解けた人たちだからでしょうか。
心置きなくすごせて、家に帰ってきた、みたいな感じです。
正担任だった先生は、今も学年のクラス担任をしてくださっています。
ガンも教科を教えていただいていますが、それぞれの子どものことを、今でもよくご覧くださっていて、感激です。
どれだけうるさいかとか、どういうときどういう反応をしたとか、
でも、どんなにそれて行くように見えても、じっと我慢して見守っていれば、
きっと帰ってきますから。
お母さんの愛には、男の子は、絶対に応えてくれるんです、そういうものなんですから。
だ、そうです。
「結婚してお嫁さんをもらってからは別ですよ、そりゃ別ですけど、
そうなる前は、あいつら、お母さんのこと、好きなんですもん。
『お母さん、好きだろ?』って聞くと、『はい』って悪びれもせず素直に返事する奴もいるんですよ、笑っちゃうでしょ」
先生も、ガンたちより少し年下のお子さんをお持ちなのですが、
「でも、僕も、この頃、お母さんたちの気持ちがとてもよくわかるようになってきました。
これまでは、大丈夫大丈夫、うろたえないでいてください、と言いながら、
皆さん、何で…と思わないでもなかったのですが、
よくわかりました。やっぱりね、自分の子どもが、この年頃になっていくのを前にすると、
これは、絶対に失敗できない!
って思うんですね」
そうそう。そうです。そうなのです。
一般的なことは、理解できるし納得もできる。
でも、その標準値にうちの子どもがぴったり合う保証はないもの。
ソロソロと、これでいいのか…大丈夫か…手すりのない細い橋を渡っているような。
ああして集まって、他愛のない近況報告をしあうと、大丈夫だと背中を押してもらっている感じがするのですよね。
副担任だった先生は、今担任も教科もガン達はお世話になっていません。
中1と高3、という「学校の中でも落ち着く双璧の学年」を持っておられると…
高3は、現在はもう授業がなくて、職員室近くの教室で、入試向けの論述対策を見ておられるとのことでした。
皆、興味深々で、大学受験のことをお伺い。
先日終わったセンター試験。
翌日、各予備校や校内むけの、センターリサーチを提出させたとき。
そのリサーチも、センター試験と同じくマークシートだったのだけれど、子どもたち皆、口をそろえて、
「選んで塗るだけ、というのはものすごいストレスだ。
字が書きたい!数字だけでもいい、文字が書きたいっ!」
と言っていたそうな…
チラシとか文集とか、ことあるごとに文を書きたがるあの学校の子どもらしい気がしました。
席を変えたりしながら話をするうち、大学生の子どもの話になり、
就職活動は大変そうだけれど、息子はこの春は大学院へ…
でも、就職しかねてわざと留年する子が上にたまってきて、あと1~2年で劇的に経済状況がかわらなければ、やっぱり就職は…
なんていうお母さんに、院試の様子などお伺い。
その大学では4年の時の研究室でそのまま進学なので、とても呑気で、夏なんて行かなくてもいいサークルの合宿にまで行ってインフルエンザをもらって山中湖まで迎えに行って腹がたった、とか。
すると、うちの息子は今度4年になるのだけど、研究室を決めるのに、ジャンケンに負けると横浜の遠くの方の研究室になってしまうので、千葉の家からは通えないから、ジャンケンの練習をしてるらしい…という話をする方もあって、
もしや?と思ったら、ポンと同じ大学w 学科は全然違うのでしたけど。
やっぱりジャンケン!
そこから、大学生が帰宅の遅いという話や、女の子の門限の話、
男の子の体格の話は、背の高さから足の大きさ、そういう靴や靴下はどこで買うといいとか、
ヒョロヒョロなものだから、ジーパンを買っても裾を切らずにそのまま持ち帰りになっちゃうとか、
暑い寒いの調節なんて、しようとも思ってないとか。
本当に、他愛のない話といえばそれまでですが、こうして話をすることが、母たちにはものすごくいいビタミンになる気がしました。
昨日は霙混じりの空模様だったけれど、とても温かな気分ですごすことができたからです。