2010/03/30(火)22:45
ピンクリボンウォーク2010
満開の近い桜の木々を愛でつつ、ポンとおしゃべりしながらウォーキング…
というつもりでエントリーした『ピンクリボン・ウォーク2010』。
ウォーキング大会に参加するのは、何しろ初めてのこと。
シャツは、パンツはどんなのを。
靴は。カバンはどうしましょう。
考えたり迷ったりしていたのは事実ですが、まさか、ニットの上にダウンコートを着て、歩くことになろうとは思いませんでした。
季節を逆戻り、というよりむしろ季節外れのような寒さになった日曜でしたが、幸い雨が落ちてくることはなく、会場の日比谷公園には大勢の参加者が集まっていました。
広場には、乳がん検診車をはじめ、たくさんのテントが出て、自己検診のレクチャーや、地方の物産、ピンクリボングッズの販売などしています。
参加の手続きをして、ピンク色のTシャツとスポーツドリンクをもらいました。
地図の書かれたカードを首から下げたら準備完了です。
開会式は、乳がんを体験されたモデルのMAIKOさん(9等身で美しい!)ほかのお話などのあと、全員で準備体操。
軽~いストレッチのつもりでおりましたが、インストラクターの声と音楽にあわせて、足踏みしながら右手・左手を複雑に(と思うよ)動かします。
「前のほうにある幸せを、両手でかかえるつもりで!」
「ステップのまま!止まって考えちゃダメですよおかあさん!」
笑わせてくれるのですが、こちらは必死です。
でも、次第に手足の先からポカポカしてきました。
この準備体操をしただけでも、今日参加した価値があったかも!
そうですよね、歩くのですもん。気温が寒くたって、身体は暖まってくるはずですよ。
ウォーキングのコースは、10キロ・5キロ・2キロとわかれていますが、ポンと私がエントリーしたのは10キロコース。
日比谷公園から、皇居の外側をぐるり大回りします。
予定通り10時50分、10キロコースの人から出発しました。
辻ごとに、旗を持った日本ウォーキング協会の人達が立っていて、案内してくださいます。声のかけ方や説明がとてもわかりやすくて、さすが。
カレーで有名な松本楼の横を通り、日比谷公園を出て、皇居・桜田門の方へ歩きます。
左手にはレンガ造りの裁判所や、法務省の庁舎、そして警視庁。
東京名所巡りができそうですね。
しばらく歩けば、国会議事堂も見えてきます。
そのあたりはゆるやかながら、かなりアップダウンがあって、先日見たテレビの『ブラタモリ』を思い出しました。
皇居に沿って道をまがります。
お堀端の遊歩道は、ジョギングする人々がとぎれません。
車道には、2階部分がオープンエアになった観光バスが通って行って、乗っている人達と手を振り合いました。
あちらも東京名所巡りですね。でも、寒そう!
…と言いながら、こちらも寒いです。
歩いても歩いても、寒いのです、やっぱり。
それでも、国立劇場前には、濃い色の桜が満開でした。
半蔵門のそばから、皇居沿いをそれて紀尾井町の方へと歩きます。
松本楼のあたりでは、歩幅をとるのも難しいような混雑でしたが、このあたりに来るとゆったりした細長い列になっています。
そろそろお腹もすき始めて、食べ物やさんの看板が気になってきます。寒いし。
あっ、コーヒーショップに入っていくご夫婦が。
いいなぁ…でも、喉もかわいたけれど、この冷えでは御手洗いも気になります…
ホテル・ニューオータニの角に出ました。
有名な料亭・福田家(ビルなんですねぇ)の横を、四ツ谷の土手沿いに市ヶ谷方面へ北上。
この辺は、ちょっと懐かしい場所です。
勝手知ったるを良いことに、母校のキャンパスに入ってポンと御手洗い休憩w
市ヶ谷の、雙葉中高、中華学校、日大、専修大と学校が並ぶ通りを歩きます。
ポンはしきりに、このあたりに引っ越す算段。
メンテナンスやセキュリティを考えると、一軒家でなくてマンションでいい。
ポン、ガン、パパの通学・通勤経路や、今よりどれだけ睡眠が長く取れるかとか、ついでに部屋はふたまわりずつ広くして、さらにもう1部屋余計に作るというから、祖父母が遊びに来るとき用かと思いきやポンの納戸なんだって。
インテリアや家具にも凝りたいね。壁一面のライブラリーを作りたいと思う私。
どこかに億単位のお金が、落ちていないでしょうか、と思いながら歩く(笑)
市ヶ谷駅をすぎて靖国通りに出ました。
もう、このあたり、食べ物屋さんの連続です。紀尾井町のあたりはビジネス街で、お休みのお店が多かったのですが、靖国通り沿いは、いい匂いを漂わせたお店や、店員さんが呼び込みをしているお店、お客さんが次々に出はいりしているお店ばかり。
お腹がすきました、ほんとうに。
あっ、前を歩いていた二人連れが、おそば屋さんに入ってきました!
靖国神社が近くなると、境内に並ぶ屋台が見えたり、お花見客相手にお惣菜やお弁当を並べて売るお店など。
誘惑にかられたけれど、我慢しました。私たち、偉い。
千鳥ヶ淵は、通りから桜を眺める人、カメラを構える人、スケッチをする人で大賑わい。
武道館の屋根を見ながら昭和館を曲がります。
ピンクリボンのほかにも、皇居ウォークをするグループや、お花見の人々、イベントに来た人たちなどで大変な人出です。
九段会館の横をすぎ、竹橋方面へと歩きます。
北の丸の国立近代美術館に、学生時代、友人とムンク展を見に来たことを思い出しました。
あのときはたしか、メトロで来たのでしたが、こういう位置関係だったのか。
国会議事堂も国立劇場も武道館も、歩くことで、並びや距離が実感できて、東京を自分のものにした感覚になりました!
毎日新聞社の横を歩きながら、マスコミには勤めたくないなぁというポンと、職業の話あれこれ。
気象庁、消防庁とすぎ、右手は二重橋だよおっかさん。
ふと見れば、正面には東京タワーだよおとっつあん。今日はまだ日本一だよ。
丸の内を左手に見ながら歩くあたりは、車が通らないようになっていて、レンタサイクルを楽しんでいる人たちが大勢いました。
二人乗りなど、変り種の自転車もあるようですよ。
「あ~。戻れたねぇ!
時間内に無理かと思っちゃった」
と、ポン。
遭難の心配はないものの、アンカーより後ろになると保険の適用外だとか、制限時間内に戻らないと完歩証や記念品がもらえないとか言われていましたので、私も内心ちょっと焦ってました。
でも無事にゴール。やれやれ!
歩き疲れた、というのより、寒さが堪えた2時間半でしたが、楽しいウォーキングではありました。
おっと。
このあと、ポンと私は、さらに有楽町から銀座へとウォーキング。
お昼を食べ、プランタンの地下でケーキを、木村屋であんぱんを求めたのですよ。
帰りの電車では、座るやいなや意識を失いましたが…