K-20 怪人二十面相伝
金城武さん主演の、K-20 怪人二十面相伝を、早速子供と見に行きました。私はもう 金城君のかっこよさにメロメロ~~~。なんですが、こどもはスパイダーマンみたい。と冷静に観てました。して、原作を読むことに。いまから二十年前に 書かれています。そして二十年かかり、ようやく映画化が実現したそうです。話が突飛なだけに、制作側が映画化できる技術をようやく、得たからだとか。Always三丁目の夕陽を経て、やっと実現したそうです。さて原作だけど やはり古い時代背景。主人公の遠藤平吉は、大正うまれでわたしのおじいちゃんよりも年上。映画では、第二次世界対戦がなかった、華族と財閥と軍が握る格差社会が設定されてます。小説のほうは、すごく読み応えがある。怪人二十面相の誕生が細かく書いてあり、戦前戦後の日本が、どんな風に動いたのか、庶民の視点からみえるよう。こどもには少し難しい本だけど、頑張ってよんでみたらすごくいいなと思います。やはり大正昭和の人たちのパワーすごいなー。ちなみに明智小五郎は、江戸川乱歩の作品ではヒーローですが、こちらでは立場逆転し、ヒーローは怪人二十面相です。