サーマ・スラブ
我が家では蓄熱式の床暖房を採用したいとおもっていて色々探していました。K氏おすすめは、こちらの 土壌蓄熱式床暖房サーマ・スラブです。土の中に蓄熱材を埋め込んで、地熱を利用して家まるごと温めるシステムなので、新築の時くらいしか採用できません。しかもかなり、つくりが単純なので故障が極めて少ないこと。また蓄熱式床暖房というと、初期費用が高くランニングコストが安いのが特徴だけど、サーマは初期費用もランニングも両方安いのが特徴ってことです。難点もあるようです。家の構造(断熱仕様)によっては あまり温まらないところです。それで、実際に一戸建てにサーマを取り入れたお宅に 体験に伺ってきました。福岡の郊外にあるそのお宅は、市内よりも2,3度は寒いところです。1階の床は、食品庫以外の場所すべて、サーマを敷いているということでした。床は、確かに 裸足でいるとじんわり暖かい。設定温度は、29度でした。床温度は、23度、室温は20度くらいです。木製フローリングのところよりも、タイル貼りのキッチンの床のほうが暖かい。食品庫は、サーマが入っておらず、凍ったように冷たい!24時間暖房で、家中こんな感じなので、おトイレのような狭い空間は特に暖かいです。通電は、夜間電力で行なうので、このお宅では、暖房費用だけで 一ヶ月1万円くらいという話でした。家族5人で、3階建ての広々したお宅なので、暖房の一万円は安いんでしょうね。問題の2階に上がってみました。色々なサイトで、サーマで2階は暖まらないとの書き込みを読んでいました。2階は1階に比べるとひんやりしています。3階建てで、吹き抜けになっているので 熱が上に上がっていくようです。床温度は、2階でそれでも18度ありました。家事をして体を動かしていると、暑いくらいだとそちらの奥様がおっしゃっていました。そちらのお宅はしっかりと、スタイロフォームで外断熱しており、1階の床はコンクリートでその真下に サーマを直貼りしてありました。私にはよくわからないけど、K氏は、立ち上がり部分に断熱を施しているかどうか、奥様に確認していました。暖房は入れたのは、去年の10月半ば。毎年、11月までには、スイッチをいれて、切るのは4月末。春になって気温が緩んでくると、徐々に設定温度を下げていくそうです。およそ半年を、このサーマだけですごしているということでした。真冬、地下の土中の温度がさがって、蓄熱材が設定の29度よりも冷たくなると、自動的に夜間の通電が始まるシステムです。半年の間、土の中が温まっているので、土壌の中は乾燥している状態。逆に、家の床の上は、湿度が下がらないので、インフルエンザウイルスの繁殖も少ないとか。本当ならいいことばかりです。2階は私の体感としては 温かくはないけど、寒くもないという感じ。でも息子は、寒がりだから、補助の暖房が必要になりそうです。