これひとつで、秋の野原を眺めてるみたいな、苔玉だと思いませんか?
春、ほんの小さな芽だった 笹リンドウと、屋久島ススキの小さい小さい苗を
苔玉仕立てにしておいたものです。
夏を乗り越え、花が咲くのをずっとまっていました。
つぼみらしきものは 見えるのですが、やっとのことで青っぽく色づいてきました!
今年は咲かないかな、、、とあきらめていたので うれしい。
あと、ほんのひとがんばり!頑張れ。夏をせっかく乗り越えたのだから。
すぐに結果を出したがる世の中で、私自身も毎日目に見える進歩を自分に
要求してしまうのですが、
こんな細い倒れそうな茎が花を支えて咲かせているのをみると、
あ、早く結果、出る必要ないんだな、と思います。
今年、花がさかなくても、来年咲くかもしれないし、
実がならなくても、再来年 なるかもしれないし。
話は変わるようだけど、全日本女子のバレーに最近とてもはまっていて、
怪我をしたり、負けたり、プレッシャーの大きさに悩んできた選手こそ
ここぞってときに、ものすご~く、引き締まったすごみのある、
かっこいい表情になるね!
コートに立つ 彼女たちから、メラメラっと湧き上がる オーラのような
ものをテレビを通してみてるのかも。
そう、そんな彼女たちももう長い間、歯をくいしばる練習に耐えてきたのよね。
その精神力を支えるのは、だれでもない、自分自身で、
自分を作ってきた過去の時間の堆積で、
そう思うと、人間も、盆栽も、冬の時期をこらえればこらえるほど
大きな花が咲くね~。
寒い冬も、辛い夏も、無駄はなにひとつないってことよね!
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