マガジンライブの申し込み
年を越すといよいよ、ウィキチ君にとっては年に1度のイベントがやってきます。Whisky Magazine Live です。この日こそ、無尽蔵に酒が飲めない自分に腹の立つ時はありません。なぜ、酔うんだ、オレ。と毎度のごとく思います。というのも、入場料 ?4,000 を払うと試飲ブースで各社の商品が試飲し放題です。資金力のあるサントリーやディアジオのブースはすさまじく、30年熟成のウィスキーなんかも試飲できちゃったりするんです。おまけにそれとは別に有料ですがマスタークラスというものがあり、スコットランドの蒸留所からマネージャーとか、あるいは世界でも著名なウィスキーの評論家などがクラスを設けます。もちろん、ウィスキーのクラスですからそこはそこで試飲できます。第7回目となるライブですが、私は第2回から毎年参加しているのでこれで6回目になります。初めて参加した時は特に仲間も誘わず、私一人での参加でしたが、すごかったです。ボウモアのマスタークラスに参加したのですが、ブラックボウモアとか、バイセンテナリーという200周年記念ボトル、いずれも60年代の銘酒ですが、これを飲むことができました。もっとも、当時はその価値は全然判ってませんでしたし、モルトは知り始めてまもなく、ブログに良く登場するクーパレッジと出会ったのもこの時期です。翌年からは周りのウィキチにも声をかけ、ワイワイと楽しむことが多くなりました。マスタークラスというのは始まってみるまでどうなるかわからないので、誰のチョイスは当たっただの外れただの、なんてやりとりも面白いんです。想い出深いマスタークラスですが・・・● 「ウィスキーと寿司」私ではなく、N氏が参加したマスタークラス。まだビッグサイトではなく青山のダイヤモンドホールでやっていた頃ですね。色んな寿司ネタにどういうモルトがあうか、そのマリアージュを検証するようなクラスだったようです。笑ったのが、その講師であるウィスキー評論家のマイケル・ジャクソンがとにかくマリアージュもへったくれも無く、寿司をバクバク食べてウィスキーをゴクゴク飲んでいたという件を聞いた時。基本、飲んだくれオヤジのようです。(見てくれがそうだけど)◎「マッカラン」多分、寿司の件と同じ年のマッカランのマスタークラス。これは価格が特別で他が ?3,000 のところ、?8,000 でした。でもその価値は十分。「昔は」モルト界のロールスロイスと評されたことが納得できるものでした。12, 18, 25 という通常の製品も十分に楽しめましたが、終盤の 40 年代のマッカランはもう言葉になりませんでした。それも2杯あり、確か '46 あたりのマッカランはまだ戦争のダメージもあって、マッカランでは普段やらない、麦芽のピートを炊き込んだ感想をしたために、ピーティーなマッカランが楽しめ、'49 ?だったか、こちらはミレニアム・デキャンタという製品で、クリスタルのデキャンタに入って、1本?500,000 という代物でした。こんなものが飲めるなんてビックリでした。****さて、今年ですが、ウィキチが5人集まりましたので、またワイワイとやりたいと思います。私が各自の希望を取りまとめて、申し込みました。全員がマスタークラスを二つ取ります。その選び方に個性が出て面白いですね。すごく楽しみです。