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カテゴリ:アート・美術館・博物館
美術館好きな高校時代の友人と
何年かぶりに会えることになり 今回はずっと気になっていた イヴ・サンローラン展へ行ってきました。 場所は六本木の国立新美術館 私は子供が産まれてから博物館や科学館ばかりだったのでちゃんとした美術館は本当に久しぶりです。 先日、イマーシブミュージアムに行ってきましたが そちらは新しいスタイルの美術館だったので子供でも楽しめましたが イヴ・サンローラン展はよくある大人が楽しむ美術館という雰囲気で子連れの方もかなり少なめでした。 事前にネットで予約しておいたチケットを出し受付へ 受付はスムーズでしたが中に入ると意外と人が多く 展示物の前には人がずらり! 私たちも近くでじっくり見たかったので列に並び 前の人が見終わるのを待ちながら時間をかけて見てまわりました。 モードの帝王と言われ、ファッション界に革命を起こしてきたイヴ・サンローラン 1961年に生涯のパートナー、ピエール・ベルジェと自身のメゾンYSLを設立 1962年に発表したピーコートは船乗りの作業着に着想を得たそうです。 それまでの女性の服装といえば ウエストを絞めるフォルムに 膝下丈のスカートが定番だったそうで ウエストを絞らないピーコートは 快適そのものでまさに革命でした。 男性のイメージが強かったタキシードなどのパンツスタイルやサファリルック、トレンチコートなども女性向けにデザインして作ったそうです。 ピーコートやパンツスタイルなど今となっては普通ですが、当時は女性が着ることは無かったそうなので イヴ・サンローランのコレクションの発表は本当に革新的だったのだと思います。 さてさて、回顧展の話に戻しますね ワンピースやスーツなどはどれも可愛く パーティードレスや結婚式のウェディングドレスなどゴージャスでモダンな作品には目を奪われました。 中でも私が心惹かれたのは サンローランが絵画のような技法で描いたグラフィックアート作品の展示 ピカソやゴッホなどの画家を尊敬していたというイヴ・サンローランですが、それが彼自身のアート作品にも表れていて 本当に素敵な作品ばかりでお家に飾りたいと思ってしまったくらいです。 芸術を愛していたサンローランは舞台衣装も手掛けていて、その一部も今回の展覧会で見ることが出来ます。 唯一撮影がOKだった9番のお部屋には 絵画とコラボレーションしたお洋服が多数展示されていました。 こちらはピート・モンドリアンへのオマージュ カクテル・ドレス 絵画とのコラボレーションも当時は斬新な発想で他には無かったので ここでもサンローランは革命を起こしたわけですね。 フィンセント・ファン・ゴッホへのオマージュ ジャケット『アイリス』 なんとこちらのジャケットは制作時間600時間を超える作品で非常に価値の高い物だそうです。 ピエール・ボナールへのオマージュ ジャケット 細かいビーズが一つ一つ丁寧に装飾されています。 セルジュ・ポリアコフへのオマージュ カクテル・ドレス 画像が暗くて色が黒と赤だけに見えると思いますが、左上は濃い紫か紺色?のような色で3色のカクテルドレスです。 他にもアンリ・マティスやジョルジュ・ブラック、パブロ・ピカソへのオマージュ作品も見られます。 こちらのお部屋は撮影OKとのことで(私たちも含め)スマホで撮影されてる方が非常に多く あまり作品に近づいてじっくりと見ることが出来なかったので遠くからですが 本当に素敵な作品ばかりでした。 モードの帝王と呼ばれたイヴ・サンローラン 流行は移り変わるが、スタイルは永遠である。 (Fashion passes, style remains.) という言葉も残しています。 今は多様性と言われる時代ですが 昔の女性達のファッションは様々な制限があり退屈なものだったそう イヴ・サンローランのファッションはそれらを無くし ファッションは楽しいものだと気づかせてくれ 女性達に洋服の選択肢を増やしてくれた。 この回顧展に行くまで ファッション業界にこのような革命的な歴史があったとは知りませんでした。 それを知れただけでも見に行った価値が十分あった気がします。 私たちが入った時はお昼過ぎでわりとスムーズに入れましたが美術館を出る頃には行列になっていましたので これから行く方は早い時間か 平日の方がスムーズかと思われます。 美術館の後は六本木のHARBSにて 美味しい紅茶とケーキで思い出話に花を咲かせました。 HARBSは初めて入ったのですが とても人気店でお店の前には常に人が並んでる状態 友人とショーケースを見ながらどのケーキにするか悩んでいたのですが2人とも一向に決まらず 候補を2つ上げたらちょうど友人と同じ物だったのでその2つのケーキを注文して半分に切ってシェアすることにしました しかしこのケーキ… スポンジが柔らかすぎてどんなに丁寧に切ろうとしてもどうしても崩れてしまいます。 こんなに柔らかいスポンジケーキは初めてだと思いつつ食べてみると 柔らかいスポンジと生クリームが口の中で溶けていくようで、ケーキの中のフルーツとのハーモニーがたまりません!ケーキ自体も甘すぎないのでいくらでも食べれちゃう!! これは並んででも入りたいのわかる。 一度食べたらハマる絶品ケーキでした。 素敵なアフタヌーンティーの時間をありがとう♡ また行きます、絶対に。 【中古】 イヴ・サンローラン/ピエール・ニネ,ギョーム・ガリエンヌ,シャルロット・ルボン,ジャリル・レスペール(監督) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.11.06 20:27:10
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