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カテゴリ:経済
今年は雪融けが早かった。
町に住むものにとっては都合はよかったが、北海道の重要な産業である農業に与える影響も大きく、喜んでばかりはいられないこともある。 雪融け直後の土は湿っていてまだ冷たい。 この土の湿度がある程度残りかつまた種などを植える深さまで日光で暖まるのを待って北海道の春の農作業は始まる。 水田の苗は前もってハウスなどで植えておき、水を水田に入れてこれも水が温まるのを待って田植えする。 だから雪が融けただけでは農作業にならず、雪が融けてそうだなあ一番手前の山の雪がすっかりなくなった頃を見計らう。 雪が早く融けすぎるとこの按配がうまくいかない。 そういう点で今年は雪融けは早いが結局農作業が本格化する5月になって平年より低い温度が続いたので農業としては今のところ平年より遅れているだろう。 何事もいつもの年の通りが一番その土地に適しているということで。 北海道農業はこれから厳しくなる日本の食糧自給の中では大きなウエイトを占めるようになるのは間違いない。 従来とは違い米もまあまあ食べられるものができるようになったし、何よりもまだ農業可能な土地がある。 そしてこれらを可能にしているのが水、そして水の元の雪。 雪がてんこもり降るというのは本州の方にはどういう風に見えるのかは判らんし、街に住んでいる視点からだけ言えば大変は大変で、おまけに市町村予算の負担にもなっている。 だがこの雪がさっき書いた「これから厳しくなる食糧自給」の大事な要でもある。 いつかここに雪が天然ダムの役目をも果たしていると書いたのはそういう理由もあってだが。 なので雪融け時期になると山の方を眺めてどこら辺まで融けたのか観察する癖があるのはやはり私の4代前は農家だったからだろう。 雪の量だって山を見れば判る。 突飛でもない事を言うようだが。 農業や林業や漁業が軌道に乗るまでできれば市町村の除雪予算を農水省などの一見関係なさそうな、しかし根本的には大いに関係のある省庁にも心配いただけまいかと思いついたり。 単に金くれという意味ではないよ。 同規模の雪の降らない市町村に比べて除雪というのは本当に大きな負担なんだよね。 水害も物凄い負担でしょうけれど、何せ除雪というのは当たり外れはない。 絶対に降るし、降らねばそれはそれで困るものなのでして。 そのうち本気で雪かきツアー組んだろうかとこっそり思ったり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.05.16 14:14:30
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