れですも色々

Spain says one swine flu case not been to Mexico

ああ。
これで完全にヒト→ヒト感染が確定したのか。

メキシコのみでの死者だったものが隣国とはいえ米でも犠牲が出、今度はメキシコと無関係なはずの患者が出た。

完全にパンデミック前夜にはなっていると思える。

これがPhase5になると医療の国際協調なしには難しいだろう。

今でさえ私はメキシコの実態を改めて知って驚いているが、この驚きはインフルエンザの猛威もさることながら統計調査や数字の取りまとめが未だできていない方にね。

てんでばらばらに医療機関が治療に当たり、それらを政府機関なり自治体なりが全く把握できていず、出来ていることといえば薄っぺらいマスクを軍に配らせているだけで、そのマスクも正しい着用すらなされていない。

手の洗い方一つでも図解ででもあっちこっちに立て看板にでもしておけばいいのになと。

しかしこうは言いつつまたメキシコの現状に力は抜けるものの、私はメキシコの恩を忘れてはいない。

今、メキシコ大使館の場所は東京でも一等地にありそれも路面にそのまま建つ。

地価の高い東京ではこうした大使館は珍しく、アメリカ大使館や支那大使館はある意味別格だがでは何故このような厚遇になっているのかはここで改めて説明するまでもないですわな。

日本が世界デビューし，国家として国際認知されるきっかけを作ってくれた国だからね。

日本も今水際で大変な時なのだが、できれば日本政府は今回もしPhaseが上がり国際協調が必要となったらメキシコに医療そのもののみならず統計や数字の取りまとめの大事さを伝えてほしい。

普段から丹念にこうした地道な研究や実践を積み重ねるということが何事かあったときに役に立つ。

日本の片隅でメキシコの惨状に心を痛めることしかできないのは残念なのだが、若い国家だけにこの災厄を乗り越え教訓を得て向上のよすがにしていただければなあと願っている。