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カテゴリ:ぼそぼそ
出版業界、2兆円割れへ デフレの波、雑誌休刊で
本好きの一人として率直な意見を言いたい。 まず、この話題はニュースでもやっていたが業界の人間がネットのせいにしていてはこの先全く復活は見込めないだろう。 第一には読みたい本を出さずに薄っぺらい今の自称お笑い並みの中身のない本ともいえないような代物を出しつづけたが為にこうなったのではないのかと。 新刊同然の書籍がハードオフなどに並ぶのは手放したくない本じゃない上に10年20年50年経ってまた読みたいという中身じゃないからだ。 ライト層に受ける本も無論大事だが、目の先の煽りに弱い層をターゲットにし、たまたまそれが売れたからといってそればかりになったら結局PB商品と同じで我が首を絞めている事に気づかないかな。 本を圧倒的に買い、またそれらを離さずに-中古市場に出回らずに-いる層を相手にするまともな書籍を出す、出せる力量持った編集者が払底してるんじゃねえのかなと最近の版組や細かな言葉遣いなどをみてて思うよ。 書籍ってもんは50年の年月を経て尚読めるものじゃないと手元に置く気もしないんだが、そこまではゆかずともせめて10年くらいの間を置いて読み直せるものを本当に出版してるかっての。 先日、イブに書店に行った。 街なかの大型書店はそれなりに混み合ってはいた。 いたが、店内の雑踏の割にはレジは空いていた。 今は読みたい新刊書籍はないし、しかしやはり本を買おうとは思っていたのでさてどうしようかなと店内をうろうろした挙句買ったのは2冊だけだったが、帰ってきて読み始めて驚いたよ。 一冊は2005年春発行のものだった。 つまりまる4年、いや5年近く眠っていたことになる。 50年手元に置けるかというとそこは微妙な本なのだが、私はその著者のシリーズはそれなりに面白いと思って目につけば買っている。 人の数だけ面白いと思うツボは違うから、仕方がないなあと思いつつもっと知られてもいいよなと読みながらひとりごちた。 結局のところ私が心底読みたい、欲しい、手元に置きたいと思う書籍は今や古書店にしかなく、出版業界も書店も大変だろうなという一心で頑張って新刊を買うのだが。 本当はさ、新刊でそういうものがあればいいんだけどね。 ぱらぱらっとめくった瞬間に「こりゃだめだ」と置きなおした本はこの日多分100冊越えてたろう。 財布はたいてでもこれは絶対に買うという本はなかったのよ。 本好き、本気狂いってのはさ、これはと思えば多少の無理をしてでも買うし、それが最初好みかどうかは判らなくても買うこともある。 それらを判断するのが「ぱらぱら」なのだが書店にいた間中私の顔はしかめっ面だったはず。 ジャンルは多少偏っている自覚はあるんだが、不思議だったのは時代を経て新たな見方や新しい視点からの書籍もあっていいと思うのだが、手持ちの古書を越える新たな発見や荒削りでも独自の視点や記述のものは目についた中では見当たらなかった。 むしろ二次資料や三次資料の間違いをそのまんま引き写して適当に纏めたようなものが多かったのはどういうわけかと。 本を出すような人や編集者ってのは私如きより何倍も本を読み手持ち資料も豊富なんじゃないかと思っているのだが、何故にあんなコピペみたいのばかりだったんだろう。 乏しい中からせっせと一冊ずつ買った新刊書籍は中央公論社の「高松宮日記」で終わりだったわ。 ああいうものはもう出ない、出せないのかね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.12.26 01:05:15
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