2011/10/19(水)10:51
ナイジェリア
気がついたら国名、そして国の境界線が変わっているのはソ連崩壊後の東欧とそしてアフリカ諸国でして。
地理的な考え方そのものは学生時代習ったそのまま使えるけれど、頭の中の地図はかなり切り替えないと使い物にならない。
国内でさえ市町村合併があるしね。
んで。
つい先日日本の都道府県GDPを世界の国々(と地域、州など)と比較し国旗で日本地図を表した方がおいでになった。
それを見ると東京都のみならず都道府県全部どこかしらの国家相当なGDPがあるのがよく判る。
我が北海道はナイジェリア。
遠くて疎いアフリカ諸国でもナイジェリアは聞いたことがある。
奴隷海岸があり原油が採れて甚だしい宗教内戦がある程度の朧げな記憶だが。
また、地図帳を広げてみると川があり緑もある。
普通に考えるとアフリカでは比較的人口を賄いやすい国家に思えるし、実際日本よりも人口が多い。(面積は3倍弱
しかしご多分に漏れず中間搾取、いや上流搾取によって富の分配がかなりいびつでその結果経済の困窮、失業が多い。
本来であれば冬は雪に閉ざされ農業生産が激減する北海道とは比べものにならないポテンシャルを持つはずが同じ民主主義ながら現状を中々脱却できずにいる。
問題の根源は多様で、教育であろうしまた宗教問題に端を発する治安も経済成長の足かせになってもいようし、社会的上層にいる者達の倫理観も勿論ある。
それに比べて我が北海道はとあんまり意味のない得意顔でナイジェリアを取り上げたわけではなく、むしろ北海道は日本の中では伸びしろのある国土環境にありながら一体何がどうなっているんだと首を傾げつつこれを打っているわけでして。
比べれば何事もきりがなく、比べただけでは何一つ進みはしないけれど、この先食糧自給が200%な自体はめでたいとしてではそれ含めた北海道そのものの未来がどうあれば本来のポテンシャルを活かせるようになるのかとね。