れですも色々

2012/06/01(金)13:03

太陽光エネルギーへの疑問

経済(375)

【日本版コラム】大失敗だった太陽光発電推進 ドイツの教訓に学ぶ そりゃそうだと、比較的冷静に昨年の震災後の電力供給について考えてきた人間には別段目新しくはないコラムなのだが。 もう一つ付け加えるのなら例えば大規模、つまり広範囲での給電を意図する太陽光エネルギー会社があったとして、その給電配電に既存の電線設備をただで使う頭になってやせんかともね。 電線設備、鉄塔は既存電力会社が営々と張り巡らせたもので、保守運用管理はなまなかな技術や人員ではできない。 まして設置の段階からいうなら当地では羆の巣にも伸びているのがこの部屋の窓からも見えるわけだ。 この電線設備を買い取るのかそれともレンタルするかはともかくソフトバンクがNTTの回線に安く乗ろうとしていた昔を思い出すではないか。 民間企業とはいえインフラ企業なのだからおのずとその責務は重く、その重みによく応えてきたのが現状の電力会社でもある。 40年以上前はよく停電がありブレーカーが落ちたりしたもんだが、今は大災害しかそのようなことはなく、つまり大災害になれば電力会社が出動することになっている。 昨年の震災の時もその前の当地での台風の時も、街が地域が復旧する前段階で電力会社は出動する。 そうした最も厳しい保守管理に人員を割き、また技術を持った人間をこうした時に備えて確保し続けるのも電力会社は「当たり前」にしてきた。 私は各家庭でソーラーパネルを屋根に載せ、売電はともかく幾ばくかの補助的役割にするのなら心理的満足含めて否定はしないけれど、しかしそのソーラーパネルも当地では10年から15年ほどで劣化し、それを交換すると百万の桁でかかるとなればよほどの覚悟と備えがなければ設置はできない。 趣味的なもの、あくまでも個別のものとして扱うジャンルだと思っている。 当然産業用のメインにはならないとね。 国家経済を家計簿の頭で語るバカが跋扈してきたように電力の安定供給を各家庭の補助電源で語られるのも迷惑至極だ。 21世紀の日本では電力なくば生きてゆけないのだよ。

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