2013/01/11(金)10:32
節油節電
高い油をスポット買いしつつ老朽火発をフル稼働し、効率の悪い非常用電源を火発の敷地いっぱいに置きならべその上変圧器を交換し頑張っている北電なのだが。
それでも暢気に電力は間に合っていると強硬に主張する連中はどうせ北海道の冬を過ごしたこともなかろうから黙殺するがしかし知事が知らんぷりというのはやはり解せない。
これらの事は散々書いてきたから置いておいても実際灯油の高騰を考えるとこれまでとは違う日々の生活もあるわけで。
一般的に北海道の住宅は断熱構造になっていて壁も床も天井にも断熱材が入っている。
これは一度暖まればそうそう熱は逃げないということでもあるが反面一度冷えると暖めるにはそれなりに時間も燃料もかかるということだ。
年明けから道内では比較的暖かい札幌でもずっと真冬日で最低気温も-10度前後が続いている。
この状況だと一軒家では水場や屋根のことを考えてストーブは消さないのが普通になる。
下はもう1ヶ月以上焚きっぱなしでこれは年寄りでもあるし仕方がない。
調整できるのはここ2階だが、ここも屋根のことを考えるとそうそう消せない。
しかし年越しの夜と屋根の雪下ろしをする前の夜を除いてここ1週間ほど夜消して寝るようにしている。
無論様子を見ながらで、天気予報も予想気温も碌に当たらないから長年の勘というか感覚で判断しているのだが。
大体ここ1週間、起きると室温は11度から13度前後、つまり外気温より20度ほど高い。
ここからストーブを点火すると1時間半で見かけの室温は20度を超える。
だがこれでよしという訳にはいかない。
これくらいでは全く壁も床も天井も暖まっていず、隣室もミニキッチンとトイレのある廊下も開けられない。
これをいつ開けるかを色々試してみたところまずこの部屋が24度くらいになったところで隣室との境をそろそろと開け、一旦20度くらいに落ちる室温がまた22度くらいに上がるのを見計らって廊下へのドアを開ける(当然トイレドアも)。
ここまでで点火から凡そ4時間かかる。
しかしこれでもまだストーブからほんの2mほどのこの場所に座っていると壁側の足許がひんやりし壁は冷たい。
足許までや床、壁が暖まるのはいい加減暗くなるかなという頃合いで、つまり夜は暖かく過ごせている。
着ているものがちょっと暑いかなと思うくらいで風呂に入り髪が乾く頃にストーブを消して休む頃には室温は25度ほどになっている。
しかしこれは年明け雪かきを免れているからできることで、朝一番に雪かきが必要な時だとこれは通用しない。
ある程度身体を暖めておかねばそれでなくともガタが来ている腰や首や肩や腕が保たない。
これで本当に節電や節油になっているのだろうかと思うけれど、しかし屋根やら水回りやら自分やらを考えるとこれが現時点での精一杯になっている。
朝起きて寒いまま身支度するのは本当にきついけれど今のところこれしかベターはないなと。
しかしいつまで続くんだろうね、この厳冬下でのぎりぎりな綱渡りは。