「間違えて他人の服を着るのは、その人になりたい同一化の行為です」 ブログNo.92
ある方から聞いた話です。職場で作業着に着替えて仕事をする時、Aさんは間違えて他人であるBさんの服を着たと言います。 これを分析理論でみると、まず間違ってBさんの服を着たAさんは、Bさんが人気者であったり、自分の憧れ、理想の人ということです。だから、憧れのBさんのようになりたい。そのBさんの服を着るのはBさんに同一化する行為です。Bさんには性格や能力などが及ばず、なれないので、せめて着ぐるみである服を着て、Bさんのようになりたいという無意識の行動です。 これはフロイトが言った、錯誤行為です。無意識は錯誤行為、しくじり行為という形をとって、無意識にあるその人の欲望、対象aが、現実界に顔を出します。 服を間違えて着るくらいはまだかわいく、笑って済ませますが、事故や事件、病気になると笑い事ではありません。気をつけなければなりません。ただ、気をつけると言っても、無意識のことですから、本人には気がつきようがないので、事が起こってからこの事象はこういう無意識から起きたことだと分析します。それでも気づけば、次の錯誤行為、事象を止めることはできます。 基本的に無意識は意識に上げては困る内容です。だから、無意識に抑えて込んで無いことになっています。それが何らかの形で意識に顔を出しますが、気がつかないと重症化していきます。これは危険です。全てのことには訳があります。 私たちが意識できる領域はほんのわずかな氷山の一角で、その下に膨大な無意識が在るとフロイトは言いました。この膨大な無意識に操られているのが私たち人間です。 また、母親が娘の服を着るという話を聞きます。これは間違えて着たのではなく意図して着たので、母の若返りたいという願望です。若い娘が羨ましく、自分も娘のように若くなりたいと、娘の若さを吸い取る母ということです。 ライト.a精神科学研究所 登張豊実 (LAFAERO1 大澤秀行 『メタ言語』講座より筆者まとめ) ライト.a精神科学研究所では、毎月一回メールマガジンを発行しています。2025年11月メルマガNo.188 のテーマは、「大人と変わらない精神の基礎をつくる肛門期(4歳頃)」。2025年12月メルマガNo.189 のテーマは、「エディプス期:ついている・ついていないから積極性へ父の言語が導く」です。興味・関心のあるか方はこちら http://www.mag2.com/m/0001106260.html から登録してください。 *我が師、大澤秀行氏 LAFAERO1では個人セラピー、各種講座があります。著書:大澤秀行 著 『病気は心がつくる』論創社『令和の徒然草』論創社『こころの科学』講座 テキスト1~3『メタ言語』講座 テキスト1~9『夢分析』講座 テキスト1~9『蝉成阿縷』講座 テキスト1~8詳しくは、LAFAERO1ホームページ:https://lafaero1.com/ をご覧ください。 *ライト.a精神科学研究所、登張豊実へのセラピー、講座、その他の問い合わせや依頼は下記までください。メアド:laito.a.msl☆gmail.com ☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパム対策) セラピーの他に、『オールOK』子育て法等、個人講座もあります。 メールの件名に「セラピー・講座の問い合わせ、依頼」と入れてください。