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自分とは何者か。
自分を「これでいい」と肯定します。 自分を「ダメ」と言えば、自分はバラバラに解体されます。
「自分はこれでいい、OK」と言えば、自分というものが一つにまとまります。 統合されたセルフ(自己)と自分を捉えます。 自己の安定感があり、ブレないで、考え方、価値観、発言が統一されます。 一本の軸ができ、扇の要のように一点でまとまり、束ねられます。 これができればいろいろな価値観があっても、解体されバラバラになることはありません。
人にはいろんな側面があります。 一人の人の中に、おとなしい受け身的性格があれば、活発で活動的な能動的性格もあります。 どちらも自分で人格として分裂せず、おとなしくしている時と活動的に動くとき、 その時々で臨機応変に使います。 活発で能動的であることが良いこととは限らず、場に応じて使い分けます。 相反することを矛盾なく自分の中で統合します。
コロコロと言うことが変わる人(親)がいます。 あの時は「いい」と言ったのに、同じことを他の時には「ダメ」と言う。
例えば、女の子は「おとなしくしなさい、静かにしなさい」と言われます。 「おてんばで男の子のようだ」と、男性的側面を否定されます。 おとなしく静かなことが女の子らしいこと。活発なことが男の子らしいことと定義され、 「貴女は(生物学的)女の子だから、男の子みたいにおてんばではいけない」と言われます。 言われた子供はどうしたらいいのか、どちらかにしなければいけないのかと思います。 子供は混乱します。
この親自身がバラバラなので、それが子供に伝わります。 当然、子供もバラバラになり、統一された自己を持てません。 その時の気分次第で言うことが変わり、人から信頼されません。 良好な人間関係がつくれません。 こうして人は肯定と否定が入り混じり、矛盾と訳がわからないことばかりで、バラバラになっていきます。
このバラバラを統一するのは難しい。 肯定される部分と否定される部分が一人の人の中に同居するしかありません。 自分の部屋に嫌な人がいて、ずっと傍にいるようなものです。 とても居心地が悪く不快です。 そのために、自分の部屋に仕切りをつります。それは心の中を仕切るということです。 「ここからこちらに入ってくるな」と、最初はカーテンで仕切りを作ります。 その仕切りが段々厚く頑丈になっていき、元は同じ自分だったのに自分を分断していく。 争いと分断が繰り返され強化され、後の分裂病(統合失調症)の起源になります。 病は非常に日常的なところから始まっています。
私たち大人は自分で自己肯定します。 不快・苦痛が普通になって、心が動かない時が止まった状態から、時間を動かします。 (「 “不快が普通”になり、心も時が止まる」 ブログNo.34 参照ください) 不快で苦痛なことが“普通”ではなく、“肯定”する、是認する。 これが今の自分だと、これなんだと認めます。 そこから始め、このままではいけないと、不快で苦痛の自分を否定します。
認め、肯定するから、今度はそれを否定することができる。 「否定の前に是認あり」。 今の自分を肯定して、否定することで、人は変容・成長していきます。
心の時計を止めずに前に進む、「前へ前へ」。
ライト.a精神科学研究所 登張豊実
(参考分析 LAFAERO1 大澤秀行 著 『こころの科学1』より筆者まとめ)
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2025.07.18 06:32:17
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