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![]() 人間は自分に利益のあることしかしないという真理・法則があります。
人は自分の存在価値が薄いと感じた時、何らかの形で自己を証明したいと思います。 それにしくじり行為が使われることがあります。 これは“無意識の故意”とでもいうものです。
あるクライアントは仕事上でミスをしました。そのミス(事故)はどのようにして起きたのかの事故証明を書いて提出する必要がありました。 この事故証明は=自己の証明になりました。ここにその人の無意識があります。 ミスをして、注意され避難されますが、皆に注目されます。そこに自分という存在が浮かび上がります。 そのミスは「自分を見て」という無意識の叫びです。
人は自分の存在が無化されることを何より恐れます。 無視され、反応されなければ自分は透明人間です。居るのか居ないのかわからない存在は幽霊と同じです。 それなら、まだ注意されたり、非難される方がましだと思っても不思議ではありません。 褒められ、賞賛されることにこしたことはありませんが、それには努力と時間が要ります。 ミスする方が簡単で努力も要らず、時間もかからず、今すぐ可能です。
子供の注意引きも同じです。 子供がいたずらをしたり、ケガをして親の注意を引きます。 親が気がつかなけれ、その行為はエスカレートしていきます。 子供は、「自分をしっかり見ておかないと、自分は何をするかわからないよ」と、親に注意喚起しています。このサインを受けとらなければ、大事になっていきます。 何事も初期対応が大事です。家事も初期消火で大火事は防げます。 自分が大切にされていれば、自己の存在証明、注意引きは要りません。
大人は私が何者かを自分で規定し、他者による自己証明に頼りません。 ところが、自己規定の文字に自信がないと自分が揺らぎ、社会や他者の評価に頼りたくなります。
人は無意識にサインを出しています。 しかしその意味・真意は、本人も他人にもわかりません。
『精神病の構造』(藤田博史 著)の本の中で、 「私」の中の「もう一人の私」が「私」の行為を裏切るようにして別の目的を遂げているということは、自分の予想を上回る頻度で起こっているに違いないと思われる。 知らずのうちにやってしまうことが少なからずある、という考え方は逆に、「私」の統治している範囲の狭さを教えてくれ、「私」以外の判断主体がいることを「私」に知らせている。… すなわち、「私」の行為が「私」によって受け止められている範囲はごく一部に過ぎない、ということである。 とラカンは言っています。
意識が働いていることは少なく、殆ど無意識で私たちは動いていると言えます。
ライト.a精神科学研究所 登張豊実
(LAFAERO1 大澤秀行 『メタ言語』講座より筆者まとめ 参考文献:藤田博史 著 『精神病の構造』より筆者引用)
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2025.12.03 06:50:04
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