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人間は外部から受け取る情報のうち80%が視覚によると言われています。 見た目、視覚よりも意味、中身を重視する人もいますが、少数派です。
心を見る、その人の言った言葉、意味を尊重する人は、言葉を聞き逃しません。言葉を頼りに交流します。 語彙数の少ない人は見た目で判断し、見た目で交流します。 それを知っているので、言葉よりも見た目を重視し外側を飾ります。これを虚飾と言います。
私たちには、目には見えない、自分でも気づけない意識である「無意識}が在ります。 この無意識とは、見えない、気づけないという意味の「無い」であって、存在しないという意味での「無い」ではありません。 確かに在るのだが、気づけないという意味で、フロイトは「無意識」と言いました。
私は私を知っていると、人は思っています。 私の中に私が知らない意識が存在しているとは思いませんでした。
否定は居場所を無くし、死に至る
何故、私が知っている私と、気づけない私に分裂したのでしょうか。 肯定された人は、私はOk、ここに居ていい。私は受け容れられて、居場所がある。 否定された人は、私はNo 、ここに居てはいけない、私が所属する場所、居場所がありません。 人間は一人では生きていけないので、常にグループ、団体の中に所属し、受け容れられないと生きていく場所を失います。
人間にとって、否定は生死に関わります。否定は死に相当します。 子供はあまりに母親に叱られたり、小言を言われ、「ああしなない、こうしなさい」と命令指示されると、自分はここに居られないとプチ家出をします。 子供のことですから、祖父母や親戚の家、友達の家に行って、親に気づかせるためのデモンストレーションをします。 母親に「あなたは否定し過ぎだ。私は家にいられない」と行動で訴えます。 これはもう既に、子供は否定の生死に関わる世界にいるということですから、親はこの行為による訴えの意味を理解して、対応を変えなければなりません。
否定は居場所を失うという意味、肯定は居場所を与えることになります。 子供はこれを5歳以下で学んでいます。 幼ければ幼いほど、依存しなければ生きていけません。 そのため、否定されないためにどうすればいいかと考えます。 何故、否定されたのか、親から「No」、「ダメ」と言われない方法を考えます。 親に気に入られるように、親の好みに合わせればいい、自分のしたいことを言わなければいいと思います。
自分の欲求、欲望、ああしたい、こうしたい、「おもちゃを買って欲しい」「お菓子をもっと食べたい」と言うと「ダメ」と、否定されました。 嫌われると死に至るので、これは言えない、表に出せない。 これを無意識といい、否定されないために無意識にしまって隠しておかなけでばなりません。
親に気に入られるように合わせるのは意識。これは呆然としていてはできません。 しっかり親の意を汲み取らなければならない。 親の望んでいることは何かを考え、私が何を望むかは後回しにします。
自分を殺して他者に合わせる
私のことは蔑ろになり、私の存在価値は下がり、親、他者が圧倒的に優位になります。 もう、めくら滅法に盲従せざるを得ません。 これでは吟味すること、思考力、判断力を奪われてしまいます。このことが最大の悲劇であり不幸で、自分で考えなくなり、他者に合わせて従うだけなります。
こうして私という存在は、否定されたものとして無意識にしまわれます。これがどんどん増えています。 意識は合わせるだけの一つだけです。
無意識がますます増えて抱えきれなくなり、心の不調や苦しさに耐えられず、満杯になったとろでセラピーに来ます。 そして、否定された欲望の数々を語り、白日の下に出すことになり、やっと心は楽になっていきます。 言葉で表出するのは安全です。行為化してしまったのが、殺人、それも尊属殺人です。 子が親を、親が子を、孫が祖父母を殺したりという事件はよくに聞かれます。
家族は憎しみを作る場
最も憎悪が成形されるのは家族です。 家族は四六時中顔を合わせ、一々コンプレックス、無意識に引っかかります。 雪のように降り積もり、凍り付いていきます。すると、体が冷え、冷え性になります、 心が冷え冷えとしてしまいます。
否定の蓄積は体に現れます。 否定され、嫌われている、自分は要らない子だと思うため、心は家庭内にありません。 心は野ざらしになり、冷え切っています。
これは、私は外に寝ている、ホームレスだということです。 外で寝る、屋根が無い家などホームレスの夢を見ることもあります。 また、自室の窓を開ける。これは、内と外の境が無いことの表現で、この人もホームレスです。 家族の温もりが無いことを象徴しています。家庭に居場所がないのです。 人間は心の中を外側に表します。無意識にある言語の反射が現象界・現実界です。 セラピーはその言語をクライアントの語りから読み取り、理解と共感でフィードバックします。
家庭では、声を掛け、まなざしを向けて、温かい心で家族が迎え入れることが治療になります。
ライト.a精神科学研究所 登張豊実
(LAFAERO1 大澤秀行 『こころの科学』テキスト1より筆者まとめ)
ライト.a精神科学研究所では、毎月一回メールマガジンを発行しています。 2025年12月メルマガNo.189 のテーマは、「エディプス期:ついている・ついていないから積極性へ父の言語が導く」です。 興味・関心のあるか方はこちら http://www.mag2.com/m/0001106260.html から登録してください。
*我が師、大澤秀行氏 LAFAERO1では個人セラピー、各種講座があります。 著書:大澤秀行 著 『病気は心がつくる』論創社 『令和の徒然草』論創社 『こころの科学』講座 テキスト1~3 『メタ言語』講座 テキスト1~9 『夢分析』講座 テキスト1~9 『蝉成阿縷』講座 テキスト1~8 詳しくは、LAFAERO1ホームページ:https://lafaero1.com/ をご覧ください。
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2025.12.05 07:43:52
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