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ライト.a精神科学研究所ブログ

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2025.12.09
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居場所

 

家庭に居場所を作れたら幸せです。

小言や文句を言われ、自分の言うことは聞いてもらえず、したいことができず、否定までされると居心地が悪く、一日も早く家を出ることを考えます。

若い10代で妊娠して結婚するのは、自分が育った家庭に失望し、早く自分の理想とする家庭

作ろうとする無意識の表れです。

 

精神分析は基本的に精神発達論や親子関係、家族論を中心に組み立てられています。

肉親が些細な意見の相違や衝突をきっかけに、他人に対するよりもはるかに強い憎しみの感情を抱く近親憎悪は、家庭が否定(と肯定)が一番行われる場だからです。

正しく母と父が機能すれば、家庭内は居心地の良い天国になります。

 

母親が子供にall okし肯定すれば、家庭は幸せな居場所です。

そして父は社会的掟、ルールを教えます。これは肯定・否定ではなく、教育と躾です。

ただ、教育できる父が少なく、感情的になります。説明も説得もせず、強制的に押し付け、「口答えするな」、「黙ってやればいいんだ」と言う。これは教育ではありません。

母は、気分と感情で子供に接し、一貫性がありません。

同じことを、ある時は「いい」と言いい、またある時は「ダメ」と言う。

これでは子供は従い難いが、矛盾しながらも合わせるしかなく、子供は病んでいきます。

 

 

無意識

 

否定された欲望が無意識をつくります。

表に出せなかった感情と言葉が一対となって、無意識の世界に保存されています。

この無意識はいつも出ようとその機会を狙って、ひたすら待ち続けています。

 

人間の無意識と意識の世界に二分され、それをフロイトは比率で表しました、

意識は氷山の一角であると言われ、その比率はおよそ数%。その下にある無意識は90%以上で、ほとんどが無意識ということです。

意識しているのは日常生活を維持するくらいで、それも、歩く、食べるもほとんどが無意識的に行われいます。

右足を出して、次は左足を出して…と意識して歩いている人は、歩行訓練・リハビリ中の人以外にはいないと思います。

 

無意識の中に否定され抹殺された欲望が山のようにあり、これを見るのは恐ろしく、あることを忘れて無いかのように過ごしています。

しかし、これが夢で、それとはわからないように出てくることを発見したのがフロイトの夢判断、夢分析です。

「夢は無意識に至る王道である」と言われ、知らない自分を知る方法です。

 

トリックスター

これまで子供は、不承不承、親に合わせてきました。

これを自分の言いたいことを言い、それを受け容れてもらう構造に書き換えます。

その場所は家庭であり、聴く人はお母さんですが、聴いてくれませんでした。

だから、子供は外に判るように問題を起こして、家庭の歪みを訴える“トリックスター”となって仕掛けます。

子供は一生懸命、自分や家族の危機を訴えます。その例が不登校や非行です。

すると、親は動かざるを得ません。

 

トリックスターになった子供は、危機を感じた子供です。それは正常を知っているから異常を訴えられました。

一番危険なのは、自分の言いたいことを言わずに、親や周りに合わせ続けた子供です。

言っても通じないと諦めて親の言いなりになり、しかし、「いつか見ていろ」と復讐心を持って生きていきます。

これでは幸せになれるはずがありません。

 

    
   

「痛い」の意味

子供は「もう限界だ」とサインを出しています。

それが朝、お腹が痛い頭が痛い、咳が出るという、言葉にならないサインです。

「痛い」は「言いたい」ことがあることを表しています。そこで「お母さんが何か言いたいことがあるの?」と訊けば、子供はやっと言えます。

お母さんがその訴えを受け容れれば、痛みや咳は消えます。

 

「痛い」には三つの意味があり。

一つは今言った、「痛い」は「言いたい」。でも言えない。

もう一つは、「痛っ」、これは「居た」。私の存在を認めて、私はここに居る。

そして、「痛い」は「居たい」。ずっと家に居たい、お母さんの傍に居たい。ということです。

最悪なのは、子供が「痛い」と言って、「お母さんは医者じゃないからわからない」という反応です。

「痛い」と訴えたその子の心にまずは寄り添うことからです。

こうして人は否定された無意識の言葉を出したいと訴えています。

それを聞く耳を持つことです。

 

否定されたことは無意識に留まり、人に合わせることだけが意識に残ります。

この「言いたいことが言えない」が、全ての病理を作る基本になります。

これが師、大澤秀行氏の著書『病気は心がつくる』(論創社)に書かれています。

だから、言えるようになることが健康と不健康、幸と不幸を分けます。

 

    

 

甘えと依存

 

甘えとは肯定と受容の極致です。

甘えられるとは、言えること、そして言ったことがOKと受容されたことの二つを満たしています。

この言える環境があって、人は言えます。甘えたい、「抱っこして欲しい」、「遊んで欲しい」と言って、それを受け容れてくれる他者が居るからです。

いつも甘えを排除され、否定され、無視されたら恐くて言えません。答えは「No」と決まっているのですから、わざわざ否定の言葉を聞きたいとは思いません。

肯定が意識を、否定が無意識を形成し、肯定によって言えるようになって、甘えと依存の行動をとります。

 

寄る辺なき存在、他者に頼り依存し甘えなけれ生きられない状態で生まれた小さな人間は、安心と安全に身を寄せたいと思います。

そこが満たされなければ、その後もずっと甘えと依存が無意識に続きます。

満たすべきその時期に満たされれば卒業でき、次の課題「自律」に移行し、心は成長していけるのに、です。

 

           ライト.a精神科学研究所 登張豊実

 

LAFAERO1 大澤秀行 『こころの科学』テキスト1より筆者まとめ)

 

ライト.a精神科学研究所では、毎月一回メールマガジンを発行しています。

202512月メルマガNo.189 のテーマは、「エディプス期:ついている・ついていないから積極性へ父の言語が導く」です。

興味・関心のあるか方はこちら

 http://www.mag2.com/m/0001106260.html から登録してください。

 

 

*我が師、大澤秀行氏 LAFAERO1では個人セラピー、各種講座があります。

著書:大澤秀行 著

『病気は心がつくる』論創社

『令和の徒然草』論創社

『こころの科学』講座 テキスト13

『メタ言語』講座 テキスト19

『夢分析』講座 テキスト19

『蝉成阿縷』講座 テキスト18

詳しくは、LAFAERO1ホームページ:https://lafaero1.com/ をご覧ください。

 

 

*ライト.a精神科学研究所、登張豊実への

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Last updated  2025.12.09 07:00:06
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