|
「信念」とは、広辞苑では「ある教理や思想などを、かたく信じて動かない心」、とあります。 それは、ポリシー、考えの保持であり、揺るぎなく持ち続けているその人の思想です。 精神分析のメタ言語でいうと、「自我」に相当します。 何かをやり遂げようとする信念は、それをやり遂げようとする自我です。。 自我は複数あり、幾つもの自我が集まったものが自己です。
人間は時間的、空間的存在で、時空の中を生きています。 「こういう考えのもと、これこれを成し遂げよう」と、信念も時間軸に沿って動き、その対象に向っていきます。 こういう自分になろうと自分の理想を掲げ、それに向かって行く自我を持ち、そこに運ぶのが信念です。
途中でエネルギー切れになってしまったり、目標を見失ってしまったり、迷いが出て止まってしまえば頓挫してしまい、それは挫折です
例えば、医者になろうという信念を持ちます。 医師国家試験に受かるまで、その信念を持ち続け勉強します。医師になった時点で、その信念は消えます。 次は、どういう医者になるか、そのためにどういう信念を持つかです。 町医者として地域に密着した医者を目指すか、救急医療で一刻を争う命を吸う医者か、それともお金儲けを目指すか。
信念を維持する
ここで問題は、信念を維持・保持する能力と、自分が目標とする自己イメージを持ち続けられるかどうです。 その目標を立てて、自分なりに「今日から頑張ろう」と信念を立てますが、そのうちに途絶えていきます。 人間のエネルギーとそれを維持する意志は長続きしません。三日坊主という言葉があるくらいです。 三日どことか、一日しか持たないのです。
だから、宗教では毎朝毎晩、お経を唱え勤行をします。 それは、私たち人間は自分の理想、なりたい自分という自我理想は一日しか持たないことを知っているからです。 すぐに消えてしまうから、毎日声に出して唱え、読経・礼拝をするという形式で再確認します。 それくらい意志脆弱であり、怠け者で、すぐに飽きてしまうことを自覚しなければなりません。 「毎日こつこつしなさい」と師は言います。
信念は一直線に目標に向かうのではありません。 行動の原点には必ず同期があります。その動機を再確認しながらいきます。 これを「初心忘るべからず」と言い、初心とは動機のことです。 どういうきっかけで発心したのか、動機を常に再確認します。途中で迷ったり、立ち止まったりし、また初心に立ち返り自分をふるい立たせ前に進みます。 日常の様々で雑多な用事に追われ、処理しながら生きているため、動機を忘れてしまいます。 そうして、自分を見失ってしまいます。
真理が繋ぐ
初心を忘れず立ち返り、ひたすら自分の目標に向かって進む、これを信念と言い、そうして生きていく自我をつくり持つ。そのために、自分の目標をお経のように唱え、声に出し、再確認します。 声にすると、自分が発したその音声を自分が聞くことにもなります。 また、声に出すと喉仏が震えます。声を出すと仏様が震えるということです。 唱えることは、仏を蘇らせること。仏とは、お釈迦様の教えとは、真理です。
例えば、「諸行無常」。移り変わらないものないという真理。変化を受け容れ、執着から離れることで心が楽になる。 変化を好まない人は頑固で人の意見を聞きません。コンプレックス、他者への恨みなど過去への固着・執着から離れて変化し新しい自分になり成長していきます。 執着は過去にあり、あの時あの人にこう言われた、こうされたと拘り続けるよりも、新しい自分を目指して前に進めば執着から離れたことになり、心は楽になります。
他にも、今ここに生きる、人を活かす愛語を使う、感謝や慈悲など、約2500年前でありながら、現代に通じる真理の言葉、教えを残しています。 精神科学である精神分析と繋がる、多くの共通点があります。
ライト.a精神科学研究所 登張豊実
(LAFAERO1 大澤秀行 『こころの科学』テキスト1より筆者まとめ)
ライト.a精神科学研究所では、毎月一回メールマガジンを発行しています。 2025年12月メルマガNo.189 のテーマは、「エディプス期:ついている・ついていないから積極性へ父の言語が導く」です。 興味・関心のあるか方はこちら http://www.mag2.com/m/0001106260.html から登録してください。
*我が師、大澤秀行氏 LAFAERO1では個人セラピー、各種講座があります。 著書:大澤秀行 著 『病気は心がつくる』論創社 『令和の徒然草』論創社 『こころの科学』講座 テキスト1~3 『メタ言語』講座 テキスト1~9 『夢分析』講座 テキスト1~9 『蝉成阿縷』講座 テキスト1~8 詳しくは、LAFAERO1ホームページ:https://lafaero1.com/ をご覧ください。
*ライト.a精神科学研究所、登張豊実への セラピー、講座、その他の問い合わせや依頼は下記までください。 メアド:laito.a.msl☆gmail.com ☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパム対策) セラピーの他に、『オールOK』子育て法等、個人講座もあります。 メールの件名に「セラピー・講座の問い合わせ、依頼」と入れてください。お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.12.15 06:40:04
コメント(0) | コメントを書く
[子育て 心 引きこもり うつ 神経症 不登校 カウンセリング] カテゴリの最新記事
|