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どのようにして家に辿り着いたか覚えていなかったり、家に帰って玄関に辿り着いたまでは覚えているが、その後の記憶が無く、気がつくと寒いこの冬でも家の玄関で寝ていたという例を聞きます。 意識を失うまで飲むというのは、一歩間違えば命に関わる危険な行為です。
泥酔し意識喪失するとは、精神分析でいうと胎内回帰願望です。 酩酊し意識が無い状態は、母の胎内にいた胎児の状態と同じだからです。 自他未分化で、母も自分もなく、母と一体であった胎児に戻ったと見ます。 生まれてこの方、楽しいと感じたことが無ければ、母の胎内が一番安心でき安定していられた時なので、そこに帰りたくなります。
お酒を飲んでの記憶喪失は、言い換えると心神喪失、失神状態です。 「失神」という漢字は、「神を失う」と書きます。 私たちの中には神がいる、ということです。
完全な文章、文体を作る言語を「メタ言語」と言います。 人間たる養育史、正しい精神の発達を遂げる環境の中から生まれた文章、言葉のことを言います。 それを「神の言葉」と定義します。 この神の言葉を作るのが人間であり、神の言葉は真理の言葉です。それは中立・無個性です。 だから神の言葉を失った時とは、失神なのです。
現象は全て文字に置き換えられ、人間は文字によって生きています。 記憶喪失し失神することを「死との戯れ」と言います。 死と戯れ、道路で玄関で泥酔し寝ている様子を神の目から見ると、「死体」です。 死との戯れと死体を合わせた(隠喩した)言語は「死にたい」です。 これをメタ言語で言うと、「自殺願望者」です。 まだ命はあり死んだのではなく、意識を失い失神した、仮死状態です。 願望はラカンの精神分析のテーマである、人間の欲望に繋がっていきます。 死体は「○○をしたい」ことがたくさんあったのに、できなった主体の残骸です。 このため、いつも泥酔している人は「自殺願望者」です。 病気も同じで、自殺願望者は「緩やかな自殺」。果ては肝硬変、肝臓がんに至ります。 この規定を象徴的規定と言います。
自己規定とは、自分とは何者かを言葉で言い表した言葉、文章です。 人は、自分が何者かを問い、それに答え続ける、答え続けなければ生きていけない存在です。
すると、泥酔して玄関で寝てし待った状態を、その人は自己規定していません。 自殺願望者と自己規定しないために、泥酔し、意識喪失するのです。 意識喪失するという行為化をすれば、言語によって自己規定しなくてもいいためです。 気持ちよく、転がって、寝ていられます。
もし、自分が自殺願望者だと気づいたら、自分で自分が恐くなります。 そのためにも気づきたくありません。 こうして、人は自己防衛します。自己防衛とは自己規定を阻むシステムです。 自己規定の真実の一歩手前にあるのが、症状(病気等)、行為(泥酔)です。 この自己規定に至る障壁を突破し、言語化し意識化すれば、自分は何者かが見えます。
しかし、ほとんどの人が自己規定に至らないための障壁をつくり、行為化して生きています。 全ての行為化は、自己規定を遮断し、隠蔽するために行われています。 本人は、薄々感じ取り知っているからこそ、それを否定し打ち消す言葉を選べます。 「死にたい」を「酔いたい」、「酔いしれたい」に変えて。
その危険を避け止めるには、自分の無意識にある自殺願望に気づくことです。 気つけば、毎晩泥酔している場合ではありません。 お酒を止めるか、お酒の量をうんと減らし程よく飲むようにし、身体を労わることでしょう。 死にたいではなく、楽しみと喜び(対象a)を求める生き方に変えます。 それを精神分析は目指し導きます。
ライト.a精神科学研究所 登張豊実
(LAFAERO1 大澤秀行 『メタ言語』テキスト1より)
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2026.01.28 06:23:16
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