「行動の基に動機があり、感情が殺人と恋愛を分け、無意識の欲望が運命を決めます」 ブログNo.111
動機 人間の行動の基には動機があります。刑事事件では、「事件の動機」を探り明らかにし、量刑(刑の重さ)を決める上で非常に重要です。 言語を持ち語れる人間は、何故そうしたか、その行動を説明できるはずです。しかし、普段の生活では、したくないことをしなければならなかったり、その合間に自分のしたいことをする。そんな中で、動機は何かなどと考えることなく、何となくやり過ごしています。 殺人者の誤謬 殺人事件では明確な動機が存在します。犯罪には、恨み、憎しみ、怒り、嫉妬などの感情が基底にあり、はじめに不快な感情が生まれ、憎悪となってその人の心の中、思考を支配します。その不快な感情を解消するためには、それをもたらした対象他者を消す殺すと考えます。自分が抱え悩み苦しんでいる不快感は、対象によるもので、その対象を無くせば、自分の不快感も消えて無くなるという考えから、殺人という行為に至ります。これは悪いことは皆、外のせい、人のせいという未熟な精神の構造からきます。 この殺人にいたる行為の誤り、誤謬は、自分の不快をつくり出したのは対象(他者)ではなく、対象の言動を不快と受け取った自分であると気づかないことです。殺人の動機は、不快の感情をベースにその対象である他者を消す、排除するということにあります。 殺人を実行したものがスッキリするのは、自分の望み通り殺人をやり遂げたとか、対象が消えたから自分の不快感が無くなったからではなく、殺意を作り出す不快な感情から「対象を殺せ」とけしかけられ、そそのかされなくなった解放感です。そのことに、殺人者本人も気づいていない。全ては自分の受け取りかた、心次第です。 もし、この心の構造が解れば、殺意を作り出す不快な感情を消す方法は殺人だけではないと気づきます。また、殺意にまで至る自分の感情はどこから来るのか、何故そこまで恨み憎悪するのかに目を向ける。そういった自分を見つめ、自分と向き合い、「何故?」の問いを持つことが人間らしいことと考えます。 恋愛の動機 感情が基本となって、動機を形成するのは殺人だけではありません。恋愛も同じです。人を好きになるのも、感情、それも快感情からです。その人といると心地よい、落ち着く、安らぐ、嬉しい、楽しい、といったプラスの感情です。それがどこから湧いてくるのかはわからないが、この感情を認識したところから人を好きになる。すると、ずっと一緒に居たい、自分だけのものにしたい、助けたい、与えたい、守りたいと思い、結婚を考えます。 行動の動機づけのベースにあるその感情にプラスとマイナス、快と不快の違いはあるが、感情ということでは犯罪と同じです。犯罪も恋愛も共にその動機は感情を基に発生しているとわかります。 名付ける そしてもう一つの動機は、記憶に登録された文字から創り出されます。その中に名付けるという欲望、つまり動機が在り、それによって人(親)は他者(子供)に他者(言語)の欲望を名まえとして刻印されます。親の無意識に在る欲望が子供に名付けられます。故に、人の運命は人の裡にある無意識的言語によります。 ライト.a精神科学研究所 登張豊実 (LAFAERO1大澤秀行氏著書 『運命は名前で決まる』より筆者まとめ) 詳しく知りたい方は、LAFAERO1 大澤秀行氏著書 『運命は名前で決まる』に書かれています。LAFAERO1ホームページ:https://lafaero1.com/ をご覧ください。 ライト.a精神科学研究所では、毎月一回メールマガジンを発行しています。2026年2月メルマガNo.191 のテーマは、「伝えたいことがある子供、それを汲み取る親 -精神発達論より-」です。興味・関心のあるか方はこちら http://www.mag2.com/m/0001106260.html から登録してください。 *ライト.a精神科学研究所、登張豊実へのセラピー、講座、その他の問い合わせや依頼は下記までください。メアド:laito.a.msl☆gmail.com ☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパム対策) セラピーの他に、『オールOK』子育て法等、個人講座もあります。 メールの件名に「セラピー・講座の問い合わせ、依頼」と入れてください。