2007/10/18(木)01:19
奈良美智 贋作騒動!
そろそろPC閉じて寝ようかとおもったら下記記事が
世界が認めた!? クリスティーズで奈良美智さんの贋作
オークション寸前で カタログ観た日本を含む美術関係者から真贋を問う声が聞こえ急遽 本人に確認をとり贋作と判明って
天下のクリステイーズのスタッフが なんでわからなかったんだろうと?
贋作の写真をみて えらそうに思ってしまいました。
どうみたってこの絵はこびてるじゃないかと
ポストカード、図録なにひとつもっていませんしファンとは言えないのですが、
奈良ファンでグッズとか沢山買って身の回りにおいてある人は 素人であろうと
きっと件の作品に対して「この絵へん」といいきれたんじゃないかなとしみじみ。
本画は数千万~億で落札されていますが絵柄はどこでも目にすることができるから
奈良作品に関しては 日本の10代~20代世代の方が
眼力はプロより上だったりしてと 変な愉快感にとらわれています。
奈良美智氏と言えば ひねた女の子 や のんびり間延びした犬等のモチーフが
思い浮かびます。
ノートや本の装丁、キャラクターグッズやポストカードと作品を目にする機会は多く
イラストレーターとしてのイメージが強いですが、日本の現代美術を代表する画家!
でもオークションで億単位の落札ってのは知りませんでした。
(去年の回顧展の特集を観ていて数千万クラスとは思ってましたが)
私が彼の作品を観たのは、当時勤めていた某百貨店で
本当に欠片の知識もないのに (注:北海道の百貨店はそういう所です)画廊担当になって
暇で暇で、美術雑誌をながめ放題だった頃(バブルがはじけた後で閑古鳥)
少し古い言葉でいうと今にもきれてナイフ振りかさじしてきそうひねた顔した
女の子の絵の写真がこちらをひねた目でみていました。
「なんでこんなお固い美術雑誌でしかも有名どころの画廊の広告に載ってる」というのが第一印象
その後 特集が組まれていて その記事の画評でたしか「様々な状況の中で受け身にならざるおえない女性の生理的な恐怖感を思春期以前の幼女の攻撃的な視線にあらわし~うんぬんかんぬん」と書いてあるのを読んだのと 名前のイメージで”てっきり女性だと”思い込んでいました。
”たけしの誰でもピカソ”に出演したのをみて「え~男の人だったの」と驚愕したのも
今は昔 でも一番おどろいたのは さらさら描いてんだろうと(絵心のない不心得者で
すみません)思っていると キャンバスに向かって描いてはさらにその上に描き、塗りつぶしてはまた描くといった まさしく産みの苦しみを体感しているようなその後ろ姿~
ひねた女の子だったのが塗りつぶされて塗りつぶされて浮き上がってきたのが
とっても柔らかい表情をした天使になってました(多分~ うろ覚え)
そして単純なのでものすんごく感動
去年の青森での展覧会は 本気で観にいきたかったんですが愛犬の面倒見てくれる人がいないので断念しました。 北海道での展覧会 プリ~ズ