Lake Moraine ~Book Cafe~

2013/01/26(土)13:21

カルティエ CM L’Odyssee de Cartier

美術にまつわる話(19)

お正月の3日でしたかTVを見ていて 偶然眼に入った カルティエのCM そのあまりの美しさと荘厳さ華麗さに 目が釘付けとなり色々、ウロウロ、サイトを めぐってましたが、 百聞は一見にしかず カルティエCM 2012 Cartier ~ L'Odyssée de Cartier 2012年に既に放映されていたそうですが  →カルティエのパンテールとともに 3分31秒 まるでフィギュアの高橋君のフリーのように 目が離せない。 絢爛豪華なのに叙情に満ちあふれ カルティエという最高雄老舗宝飾店の ’顔’である名品の数々と高名な顧客の逸話、 歴史を素晴らしい映像で表現  いいな〜なんか欲しいな〜〜と 思うも 貧乏人の私には  超、超、超、高値の花のカルティエ  身につけてく場所もないやっ ということで せめて知的好奇心を 満たすべく 図書館検索で探して読みました。 【送料無料】【新春_ポイント2倍】カルティエ時計物語 [ サライ編集部 ] 価格:1,680円(税込、送料込) 時計を中心としながらも カルティエ創立からいかに「王の宝石商」と 昇りつめていったのか 著名な顧客のエピソードや名品誕生の逸話が  ちりばめられていてとても面白かったです。 特に興味をひかれたのが カルティエはアールヌーボーではなく  アールデコを牽引していったこと パンテール(豹)シリーズ等  絢爛豪華な宝石が散りばめられているのに ゴテゴテしたど派手な印象とは無縁なのもうなづけました。  懐中時計から腕時計への遍歴が  てっきり男性の腕時計ありきでそこから細身の女性用腕時計が 生まれたのだろうと思っていたのが逆  さりげなく携帯しやすい女性用が生まれ その利便性をもとめて男性用が求められてきたとのこと そして前述のCMでのモチーフとして取り上げられた 飛行機のパイロット、冒険家のサントスの 「飛行機の操縦中の不便を解消する」腕時計の依頼を 受け、それが後の腕時計の名品サントスの誕生となったとのこと。 この件の冒険家アルベルト サントス デュモンという人の 人生がまたすごい、ブラジル出身にしてフランスに渡り 飛行船の造船事業を手がけ飛行機作成にも着手 ヨーロッパ発の飛行達成、平和主義者この方の方にも がぜん興味が湧いてきました。 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 宝石商の王、カルティエは、いかにして数々の高級時計を創作しえたか?20世紀の時計の歴史と「カルティエ」をめぐる華麗なドラマがわかる一冊。 【目次】(「BOOK」データベースより) 第1章 華麗なる歴史に彩られた「時の芸術」/第2章 創始者3代物語/第3章 特別寄稿・ダンディズム考「優雅なる機能性」/第4章 カルティエの伝統を綴った顧客たち/第5章 150年の伝統を継承する時計哲学の精華/第6章 永遠の美を生み出し、守り継ぐ技術の粋/第7章 時を超えた現代の名品

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