羊に逃げられた
夕方、さくらんぼの剪定を終えて、羊をしまおうとつないでおいた畑に行くと羊がいない。切株に結びつけておいたはずなのに。と見ると、切株は根元が腐っていたらしく、折れてむなしく足元に転がっている。薄暗くなりつつある山路をしばらく探すと向こうの道を羊が2頭、そろってのん気に歩いている。近寄ってゆくと、羊もとっとっとっとこちらに向かってくる。かわいいものではないか。なんだか最近ふてぶてしくなってきましたよね、肉にでもしちゃいましょうかね。なんて、一緒に羊を飼うことになった農家仲間とこの前会った時言ってごめん。近寄って来るにつれ、羊が何か黒い。泥の中でも転がり回ったか。なんだこりゃ。あっ、あれだ!チクチクしてて服にくっつくやつだ!(通称コジキとかバカ。調べるとセンダングサと言うらしい。)羊毛にびっしりとついてしまっていて、少し毟ってみましたが焼け石に水。簡単に取れません。フリースやセーター着込んでこの草の上を転がり回ったような状態です。あー、取っても取ってもきりがない。どーしよ、どーしよ。とりあえず暗くなってきたしオリに入れて帰って飯食おう。毛を刈らなきゃならんかな。と考えながら軽トラで山路を下りて来ました。