喜味こいしさんが亡くなられた。
上方漫才の喜味こいしさんが亡くなられた。一つの時代が終わった。悲しくはあるがそれが時間と云うものだ。私たちの時代にあった「笑い」の最も上質なもののひとつだった。笑いをつくるのはその時代の民衆だ。優れた「笑い」は暴力より声高なスローガンよりも権力やこわっばた古い権威を笑いのめして精神を解放する力を持っている。これからの若者たちは何を笑おうとするのだろうか。虫籠に閉じ込められた虫達が飢えて共食いするように弱いものを嘲り嗤う笑いはご免こうむりたい。 梅田茶屋町にできた、巨大な本屋に出かけた。大量の専門書はそれぞれの目的を持った専門家には興味深いものだろう。無目的に来たものにも本屋というアミューズメント・スペースに成り得ているとおもう。30分もあちこち立ち読みしていると、お腹がへる。にほんブログ村