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函館本線、南小樽駅に立ち寄りました。 ホーム沿いの大きな桜の木が、満開です。 高く伸びた枝先の花々が、駅舎の横では、ちょうど目の高さと同じくらいとなって、花の色、香り、形をうっとりと楽しむことができました。 しずかに揺れる枝の間からホームを見下ろすと、ゆったりと歩く人々が見えます。 ちょっと右側に視線を移すと、白いペンキに塗られた連絡通路も見えます。 ところどころ剥げかけたペンキの様子が、ただの真っ白よりも、よほど素敵です。 太陽の歌も、風の口笛も、雨の涙も、みんなみんなよく知っている、そんな素敵な白い壁です。 南小樽駅から、歩いて5分くらいのところ、「はち」という名前のカフェでひとやすみ。 かなり古い民家と思われる建物の中は、思っていたよりも明るくて、でも黒光りする床やテーブルがしっくりとなじんで、落ち着きます。 椅子は、古い小学校にあった先生の椅子にそっくりでした。 自家焙煎の珈琲は、豆の量(20g or 25g)、お湯の量(100cc、120cc、150cc、180cc)を選んで、好みの濃さで頂くことができます。20g&180ccでも、ずいぶん濃いのですが、口当たりは良く美味しく飲めます。 小樽には、高校生の時から遊びにきていますが、あの頃うろうろしていた場所は、いつの間にかすっかり観光地の顔になり「以前は仲良しだったけど、今は音信不通」な友達みたいな存在でした。 南小樽周辺は、小樽駅からも運河沿いからも少し離れていて、まだまだのんびり、 昭和の雰囲気が残っています。 好きなものにこだわり続ける、そんな人たちの息づかいを間近に感じて、嬉しくなりました。 また少し、小樽を歩き回ってみようかな…という気持ちになりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.14 10:16:28
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