アロマ・ハーブ・エサレン®マッサージ・・・この楽しき日々

2011/11/20(日)23:18

穂高養生園の思い出

今朝、カーテンを開けて目に飛び込んできたのは、約半年ぶりの雪景色。 いつもの年より、ずいぶん遅かったけれど、いよいよ冬が始まります。 身の回りも、徐々に冬支度。 それと同時に、秋の思い出を少し整理してみました。 9月~10月、エサレンマッサージのトレーニングで長野に滞在しました。 トレーニング終了後、帰路につく前に、以前から憧れていた「穂高養生園」にも立ち寄ってみました。 穂高養生園は、ホリスティックリトリートという位置づけの滞在型の施設です。 ココロと身体の健康を維持するため、 あるいは、バランスを崩してしまった時に本来の場所に立ち戻るため、 私たちに必要なことってなんでしょう? 案外、平凡なことだと思います。 良い食事をとって、適度な運動をして、ゆっくりと休養する。 とてもシンプルで簡単そうだけど、それがなかなか難しいのが現代の生活ですね。 何かに追われるように急ぎ足の毎日をおくり、食事の準備や運動のための時間を、ついつい削ってしまったり… 休養すべき時間にさえ、光や音があふれ、絶えず新しい情報が洪水のように入ってきます。 心もカラダも、24時間フル稼働させてしまう人が少なくないのです。 穂高養生園には、パソコンはもちろん、テレビもラジオもありません。 夜には本当の暗闇が訪れます。 怖いくらい静かな夜。 こじんまりした天然の温泉に浸かり、ホカホカの身体でベッドにもぐれば、あっという間に深い眠りに落ちてしまいました 朝には、ヨガかお散歩のメニューが用意されていて、体調にあわせて参加がすすめられます。 少し遅めの朝食は自然の恵みたっぷりな玄米菜食メニュー。 すべてのことが過剰ではなく、でも満ち足りていると感じることができます。 養生園には、治療メニューというものもあり、鍼灸の治療や、びわの葉温灸、アロマテラピートリートメント、統合医療のドクターによる相談なども受けることができます。 これらは予約制なので、ほぼ飛び込みで宿泊した私は、残念ながら体験できませんでした。 チェックアウト後は、山道をトコトコ30分くらい歩いて、【木と人カフェ】まで出かけてみました。 こちらも養生園の施設の一部で、スタッフの方からは「すぐ着きますよ」と伺ってましたが、日頃から鍛えている健脚の方と、ひ弱な私とは違ったようで… 「道を間違えたのかしら…」と思うほど、なかなか着かなくて、「威圧的な猿がいる」という話も聞いていたので、途中で少し怖くなりましたが、無事着いたときには感激ひとしお。 お菓子の家を見つけたグレーテルの気分でした! ハーブチャイとごまプリンをいただいて、幸せ度は100%です。 1日中そこに座っていたいような、素敵なカフェでした。   ハーブチャイというのは初めて体験しましたが、なかなか美味。 季節ごとにハーブの種類は違うようなので、味もその時々に異なるのでしょうが、 その時いただいたものはペパーミントベースに豆乳のチャイ。 触発されて、帰宅後もいろんな種類のハーブで色々試していますが、これからの寒い季節はやはりスパイス系のものを合わせると特に美味しいかなと思いました 心が洗われるという言葉がありますが、まさにその表現がぴったりな1泊2日でした。 他の宿泊者の皆さんは、3日から1週間くらい滞在されているようでした。 確かに、1泊では淋しく思えるものの、「ここに養生園がある」ということを知ることができただけでも、大きな収穫。何かの時に駆け込めると思うと安心です また必ず来たいと思える場所が一つ増えたことを幸せに思います 私たちの幸せのために必要なものは、たぶんそんなに多くない。 ありあまるモノたちに惑わされないように、愛のない言葉に振り回されないように、「もっと、もっと」と求めてばかりの毎日を、少し見直してみたいと思いました。 大切にすべきことを大切にできない、そんな毎日が続くと日々は辛いものに変わってしまいますから。 「本当に大切なもの」のこと、忘れたくないですね

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る