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テーマ:暮らしを楽しむ(379727)
カテゴリ:緑
![]() 毎年この時期になると、どうしても会いに行きたい「春の妖精」。 旭川市、突哨山のカタクリ群生地を訪ねました。 カタクリをはじめとする早春の花たち、フクジュソウ、イチリンソウ、エゾエンゴサク等は、スプリングエフェメラル(春の妖精)と呼ばれます。 雪解けと共に顔を出し、頭上の落葉樹が若葉を広げる前に精一杯の光合成を行います。 木々の緑が空をおおい、地面に十分な日光が届かなくなる頃には葉も枯れて、また次の春まで、地中深く球根の形で眠るのです。 眩しい夏の季節を眠って過ごすなんて、なんだか寂しいような気もするけど、生き抜くための合理的なライフスタイルにちがいありません。 空に向かって堂々と大きな葉を広げる木々と、太陽の光を競っても勝ち目はなさそうだから、 木々の新芽が目覚めないうち、うんと早起きして、さっさとお先に太陽を浴びてしまおうと考えたのですね。 四季の植物、四季の生き物、夜の生き物、昼の生き物、野生を生き抜くためにみんな知恵をしぼっています。 棲み分けも大切な知恵。 私たち人間は、一年中どこへでも行ける。 昼も夜も、その気になればアクティブでいられる。 それはとてもすてきなこと。 でもそれは、あまり自然じゃない。 でもそれは、時に争いをもたらす。 人間も棲み分けができるでしょうか。 無用な争いや、競争でクタクタなる人がこれ以上増えないように、 棲み分けて、共に生きる… 植物の知恵、野生の知恵に今日も学びました ![]() ![]() ![]() ![]()
Last updated
2012.05.01 00:45:17
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