2012/12/25(火)02:42
ダイヤモンドダスト
今月初めから、私の周りでは、1dayレッスンがあったり、アロマテラピー検定やハーバルセラピスト合格のお知らせをいただいたり、温かいニュースが続いています。
合格した皆さま、本当におめでとうございます!
皆さんの真剣な眼差しに、いつも元気をいただきました。そして、もっともっと皆さんを応援したいという気持ちが強くなったのです。ありがとうございます。
こういうプラスのフィードバックでつながれたこと、とてもステキで幸せに思います
そんな身辺のホットな状態とはうらはらに、冬の冷え込みは日毎に厳しくなっています
旭川ではダイヤモンドダストが観測されたと、ニュースで見ました。
私は、たった一度だけダイヤモンドダストを見たことがあります。
ずっとずっと前、まだ高校生のころ、
厳寒の十勝岳でスキー研修がありました。
十勝岳の噴煙を背に、長い長いスロープを滑るのは、本当に気持ちが良かったです
でも当時は、ゴンドラも整備されていなくて、のぼりは延々とリフトを乗り継ぐので、その間の寒さは半端じゃないです・・・
寒さに凍えながら、リフトの上から、ゲレンデやあたりの景色を眺めている時に、とても不思議な体験をしたのです。
何もないはずの空気がキラキラと光っていました。
とてもよく晴れた日で、雪は全く降っていないのに、まるで雪のように、でも雪とは全然違う、もっと微細な何かが、ずっとキラキラ光っているのです。
まるで宝石から放たれる輝きのように…
白い雪ばかり見ていたので、目がおかしくなったのかしらと何度も目をパチパチしてみたけれど、やっぱり空気がキラキラしてるとしか思えません。
「なに?? これはいったい何?」
「なんてキレイ! すごい! 夢みたい!!」
リフトを降りてから興奮して、「ねぇ、みた? 何かキラキラしてたよね?」と友達に話しかけたこともよく覚えています。
あの時の友達が誰だったのかは、もう思い出せないのですが・・・
それがダイヤモンドダストというものだと知ったのは、随分あとのことでした。
あの時の私にとっては「不思議にキラキラ光る空気」としか言えなかったけど、とても素敵な名前があったのですね。本当にぴったりだと思います。
あれ以来、ダイヤモンドダストを見たことはありません。
テレビや動画を見ても、同じ感動はありません。
もしも、この目でもう一度ダイヤモンドダストを見れることがあったら……
それでもやはり、あの時と全く同じ心は再現できないでしょう。
人も自然も、全ては刻々と移り変わり、
同じ瞬間は二度と来ないのですね。
一瞬の出会いを胸に、一生を生きていく人もいます。
長いあいだ抱き続けた思いを、一瞬で手放すこともあります。
かけがえのない「今、この時」
大切にしたいですね。