先日の村上先生のセミナーで体験させていただいた植物染め。
早速復習してみました。
セミナー当日は、お手伝いとしての立場もあり、皆さんの楽しそうな様子を控えめに眺めて、 「うわぁ~、面白そう~、やってみた~い」とうずうずしておりました
実は植物染めをするのは全く初めてではなくて、ちょうど3年前に教室の名前にもしている自宅のミュール(ブラックベリー)を使って、絹のスカーフを染めたことがあります。
(こちらのブログでご紹介しました→ ミュールの色)
先日教わった方法は、その時とは少し手順も異なりましたから、どんな感じかしらとワクワクしながら作業を楽しみました。
そして今回、自分の中で決めたルールは「家にあるものを使う」ということ。
新たにお金を出さずとも、豊かさを生み出すことはできるはず!…とやや意気込んで^^; 作業開始♪
生地は、買い置きの白いタオル3本。新品1と使用済み2です。
染料に選んだのは、庭に繁茂しまくるオレガノ、
栗きんとん作りで余ったクチナシ、
そしてオレンジポマンダー作りでどっさり購入してしまったクローブ、
この3種類です。
媒染剤となる焼きミョウバンも家にありました。
これらのハーブ&スパイスを、それぞれ鍋でぐつぐつあたため染液をつくり、その中にタオルを投入。
染液と媒染液、温度を調節しながら、交互にタオルを浸していきます。
オレガノは、フレッシュハーブで水分たっぷりだったので、なかなか染まらず、何度も繰り返してやっと少し染まりました。
対照的に、クチナシはあっという間に鮮やかな黄色になりました。
クローブは、染めの作業の間ずーっとよい匂い。色も淡く甘い感じの茶色で、私の好みにしっくり
窓辺に干したら光を透かしてステキに映えました。
きちんとたたむと色の違いがよくわかります。
左から、クチナシ、オレガノ、クローブです。
ただの白いタオルが、お気に入りのタオルに大変身♪
いつも庭でやさぐれていたオレガノくんや、キッチンのすみっこにしまいこまれていたクチナシさんも、すばらしいお仕事をしてくれました。
「染める」という作業を通して、植物の秘めた力にまたびっくり。
あれも染めたい、これも染めたい・・・桜の葉っぱもつかってみたい・・ 夢は膨らみますね
身近な植物と仲良くしたら、平凡な日常も、もっともっと楽しく、美しくなります。