渋谷の東急電車とタイ東急
今、渋谷駅ハチ公口に電車の車両がデ~ンと置かれてるんです。 コレ、東急の「青ガエル」こと5000系車両です。懐かしー。実は私、今はなき(?)東急目蒲線沿線生まれでして、そんな関係で子どもの頃に目蒲線を走っていたこの電車に乗ったものです。渋谷区報によると、「渋谷にゆかりのある電車をモニュメントにすることで、街の発展の歴史を振り返り、ふるさと渋谷の伝統文化、歴史や生活様式の変遷などを青少年に伝えて郷土愛を育むこと」という物凄い目的のために展示されているそうです…。で、タイで東急と言えば、言わずと知れたMBK隣接の東急デパート(強引過ぎる展開でスンマセン)。あ、あまりいい写真がなくて、これまたスンマセン(汗)渋谷区が東急電車で街の発展の歴史を振り返っているので、私は東急デパートでバンコクの日系デパート発展の歴史を振り返ってみましょう!!今や当たり前の存在のあの東急デパート。オープンはいつのことだったんでしょうか?そう思って調べてみました。1985年だそうです。マーブンクローンセンターのオープンも同年ですから、多分同時だったんでしょうね。マーブンクローンセンターでもお客さんが多いのは中央付近。端に位置する上、客層が見込みと違ったため、東急は当初苦戦したようです。でも現在ではBTSの駅と直結で、お客さんが増えたのではないでしょうか。忍耐が報われたかたちですね。ついでに他の主要日系デパートの進出年も調べてみると・・・タイ大丸 1964年(1972年に反対側に移転)タイ大丸プラカノン店 1980年そごう 1985年ジャスコ(ラチャダー店)1985年ヤオハン 1991年伊勢丹 1992年バンコク経済の発展と市民生活レベルの向上によって、1982~83年頃はショッピングセンターの建設ラッシュだったようです。在タイ日本人にとって、1985年は嬉しい年だったに違いありませんね。また90年代初頭にもオープンが増えているのは、1992年の土地利用規制法改正が影響しているようです。最近は、地場系の大型ショッピングセンター開業ラッシュで、日系デパートの陰が薄くなりがちですけど、バンコク、いやタイのデパート業界の発展をここまで牽引してきた日系デパートの貢献度は、計り知れないものがあるのではないでしょうか。【参考】 月刊プーチャッカーン1988年12月号(タイ語) 伊勢丹 企業情報 横浜国立大学茂垣ゼミレポート