ルンピニー公園の大トカゲ
「ルンピニー公園には大トカゲがいる。」…この噂を聞いて以来、ポム・プラジュンで初めて出合ってからこの大トカゲに興味を持っている私は、是非確かめてみたいと思っていました。で、ちょっと前になりますが、バンコクにいたGWの某日、探しに行ってみたのです(笑)ルンピニー公園には、西側と東側に池があり、その2つの池をつなぐかたちで川があります。まずは、公園入口近くの西側の池へ。ここには人が多いせいか、大トカゲの姿が皆無。ホントにいるのかな~。いきなり半信半疑になってしまいました。場所を移して、川の部分へ向うと・・・。おっ!いた!いきなりいました!もう少し歩いてみると・・・またいました!でも、この大トカゲくん、警戒心が強いようで水中からなかなか出てきてくれません。暫く待って、ようやく見つけました!全身を見ると、迫力がありますね~。ルンピニー公園には、結構な数の大トカゲが生息しているようです。 この大トカゲ、タイ語では「ヒア」と呼ばれていて、それは人を罵倒するとても汚い言葉としても使われている、と以前も書きました。そのことで最近、一波乱起きたようで。天然資源環境省の国立公園・野生動物・植物局野生動物保護部の役人さんが、この「ヒア」の名前を変えようと言い出したのです。なんでも、学名の「Varanus salvator」の「Varanus」をタイ語風発音にもじって、「ウォーラヌット」と呼ぼうと。しかし、なのです。タイ人女性でこの名が本名の人が大勢いるんですね。その人たちの立場はどうなるんだ、と物議を醸しているとか。『クルンテープ・トゥラキット』の記事に載ってます。その後、この話がどうなったのかまでは、私も追ってませんが…。この記事などによると、ここ2,3年、サムット・プラーカーン、サムット・ソンクラーム、サムット・サーコーン、ラーチャブリーの各県でヒアが増加中だとか。農家のアヒルやニワトリ、養殖魚を食べ、さらには民家の台所に入り込んで食べ物を漁る被害が増えてるんだそうです。私みたいな観光客には「珍しい」「かわいらしい」と思えるんですが、被害に遭っている当事者の方々にとっては、とんでもないということなんでしょう。名前を変えられても、憎まれ役は永遠に続きそうな気もしますねぇ。そんな大トカゲは、上に書いたように、バンコクのど真ん中、ルンピニー公園内の東側の池と川の部分で見ることができますよ~!