アジアの○ネ○。ア ~ バーン・サークラーへの旅[9]
バーン・サークラーの集落中心のはずれに出てしまったので、元の道を戻ることに。途中、その運河で囲まれた集落中心の中央部を通ると、なぜか空き地がところどころに。建っている家屋もこんな感じで古めのものが何軒か見受けられました。今でも人が住んでるんでしょうかね。この中心部あたりは多少は地盤がしっかりしてそうです。どうせならこの辺に住んだほうがいいようにも思いますが、やはり水辺のほうが何かと便利だということなんでしょう。そう、一つ不思議に感じた光景があるんです。家々の間は、たいていこんな感じになってます。大きな甕(かめ)がゴロゴロと・・・こっちにもあります。どれも今は使われてない様子。昔、雨水を溜めるために置かれてたものがそのままということなのかな、と一人考えながら歩いていると、細い橋に辿り着きました。橋上から運河を見下ろしてデジカメを構えていると、ちょうど背後を住民たちが通りかかり、「あ、写真撮ってる」と。「どうせなら舟が来た時に撮らないと!」と私に聞こえるように言って通り過ぎていきました。あ、そりゃそうだ!暫く待つと、遠くからエンジン音が聞こえてきました。運河の両側に建つ家々の壁で反響したその音は段々大きくなってきます。あ、来た!この光景は、まさに「アジアのベネツィア」!((c)どっくまいまり~さん)橋の反対側から去っていく舟を追って写真を。今現在、まったく観光地化してなくて、写真を撮っていると、さっきのように「あ、写真撮ってる」「この町にも観光客が来るようになったか」とヒソヒソ話をされることが何度もあったこのバーン・サークラーですが、“アジアのベネツィア” バーン・サークラーと銘打って観光地として売り出したら、結構人気が出ると思いますよ~。<交通費>歩いただけなので:0バーツここまでの合計:60バーツつづく