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テーマ:タイ(3327)
カテゴリ:資料収集
昨日の日記で外務省外交資料館にはタイ関係の資料もあると書きました。
でも、そんな東京までわざわざ行ってられないという方も多いと思います。 そんな方にオススメなのが、ここ、アジア歴史資料センター なんと、ここのサイトで昔の日本の外交関係資料を見ることができるんです! 閲覧可能なものは、国立公文書館、外務省外交史料館、防衛庁防衛研究所図書館所蔵の 資料のうち、日本とアジア近隣諸国等の歴史に関する資料とのこと。 だいたい、終戦の頃までの資料が公開されているようです。 あ、利用するには、トップページ下にある「DjVuプラグイン」という無料ソフトを ダウンロードしなければなりません。でも時間も手間もかかりませんよ。 で、どんな資料があるかというと、たとえば… かつてタイは「暹羅」(シャム)と呼ばれていました。なので「日本 暹羅」で検索すると、 2番目に「日本暹羅修好通商航海条約」が出てきます。 開くといきなり墨書の文書が目に飛び込んできます。日付は「明治三十一年六月十六日」 2ページ目には「内閣総理大臣侯爵伊藤博文殿」などという名前も登場。 実はこの日本暹羅修好通商航海条約は、日本がタイとの間で結んだ最初の条約なのです。 新条約が発効する大正十三年まで使われていました。 また、63番目の「暹羅国封鎖撤去ノ件」を開くと、フランスがシャム湾封鎖を解除したとの情報が 在香港領事代理からもたらされたことが書かれています。 4/22の日記で書いたフランス軍艦のチャオプラヤー川遡上事件(1893年7月)の後、 フランスは軍艦でシャム湾を封鎖して、外国貿易船のタイ入港を阻止してたんです。 まったく当時のフランスは…。それが同年8月3日に終わったとの情報です。 その他、色々見ていると他にも多くの興味深い文書が見つかります。 みなさんも是非お暇な時にでも覗いてみてください! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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