タイとタイ語に魅せられて

2007/10/03(水)16:35

10月のタイな雑感-日タイEPA特集号-

日記(461)

先週上野公園でタイフェスティバルのちっちゃい版みたいなイベントが 開催されてましたね。東京近郊の方は行かれましたか? 土日はあいにくの雨&寒さ。 当初日曜に行こうかと考えていたものの、風邪を引きそうな天気だったので 大人しく家にこもってました。 ・・・が風邪引いちゃいました(T T) きっと罰ですな。 で、そのイベントは日タイ修好120年を記念した事業の一環だとか。 もう一つ、その一環で日タイ政府間で進められていたものがあります。 それは「日タイ経済連携協定」の締結&発効。 ようやく昨日10/2、日タイ間で外交上の公文交換が行われました。 これにより今年11/1に「日タイ経済連携協定」は発効することになったのです。 「日タイ経済連携協定」って何? って思いますよね。外務省のプレスリリースによれば、 「この協定は、両国間において、物品及びサービスの貿易の自由化及び円滑化を進め、  投資の機会及びビジネス環境を改善し、知的財産の保護を確保し、中小企業等の分野  における協力を促進するものである。」んだそうです。 なんだか分かったような分からないような(笑) 早い話が、日タイ間で商売もお金も人も垣根を低くして行き来し易くしましょう! ってことだと思うんですが。 興味のある方は、「日タイ経済連携協定条文」(PDF)をご覧ください。 でも全173条ありますよ(笑) もう少し(ほんの少しですが)分かりやすく、プレゼン資料風に図表等でまとめられた資料 が外務省HPのこちら(PDF)にあります。 興味深い点は色々とあると思うんですが、やはり「人の移動」が身近な内容でしょうか。 タイ→日本に注目すると、 1.腕のいいタイ人タイ料理シェフが増えるかもしれません!  「技能」の在留資格の場合、10年の実務経験が必要だったのが、この協定で5年に短縮。  タイで料理人として1年以上7千数百バーツ超の給料で働いた経験があればいいみたいです。 2.タイ文化を身近で学べるようになるかもしれません!  タイの舞踊、音楽、料理、ボクシング、タイ語、タイ・スパ・サービスの指導員に  「教育」の在留資格での入国・一時的な滞在が認められるようになるんだとか。 3.介護福祉士とタイ・スパ・セラピストは保留。  これから交渉を始めるんだそうです。なんだか立ち消えになりそうな予感が・・・。  しかし当初は「タイ・マッサージ師」で話が進められていたような気がするんですが、  いつの間にか「タイ・スパ・セラピスト」に化けたんですね(笑) あ、ちなみに「タイ・スパ・サービス」とは、「水等を利用した健康及び保養のための 施設において提供される施術等を含むタイ様式のサービス」なんだそうです。 あー、頭が痛い・・・。 このへんの人の移動に関しては、この協定の「附属書七」に規定されてます。 日本→タイについても書かれてますよ。機会があれば改めて紹介するかもしれません。 気が付くと長ったらしくて難しい内容になってしまいました。すみません。 でもこの「日タイ経済連携協定」発効で日タイ関係は一層緊密になることは間違いありません。 関係がどう変化していくのか、楽しみでもあります!

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