タイとタイ語に魅せられて

2012/09/10(月)11:35

ずっと目指していたバス バンコク北西、まだ見ぬ市場・路線開拓の旅[2]

タイ旅行記(789)

ノッパウォン交差点。 来るのは3回目なんですが、なぜここに来る度に不安に駆られるんでしょうねぇ…。 今回の不安の元は、これから乗るバスなのです。 パトゥムタニーの船着き場近くとナコーンパトム県バーンレーンを ほぼ東西に結ぶローカルなバス路線なんですが…。 車体は見たことがあるんですよ。 でも実際にこの路線は運行されているのか一抹の不安があるんですよね。 そんなこともあって、私にとっては難度が高く、かつ いつかは乗るぞと密かに目指してきた路線なのです(笑) いよいよその時が来たと、期待と不安が入り混じった 何とも言えない心持ちでバスを待ちます。 辺りを見回しても他に待っている人など、いやしません。 本当に来るんだろうか? 段々と不安な気持ちが膨れ上がっていきます。 30分待っても来なかったら考えよう。 そう諦めかけていた時です。 突然バスが曲がって向かって来るではないですか。 フロントガラスには「パトゥムタニー バーンレーン」と。 間違いない!! すると今まで気配が全く無かったのに、どこからともなく 乗客が現れてわらわらと私より先に乗車していくではないですか。 まったくもって狐に鼻をつままれた気分… -_-;) 時刻は09:46。 30分に1本なんでしょうかね。 実際に乗れてしまうと、あっけないもんです。 でもちょっとばかりの達成感に浸れました(笑) おばちゃんの車掌が集金にやってきます。 ラーンクラトゥム市場に行きたいんですが、着いたら教えていただけますか? そう尋ねると、 「ラーンクラトゥム市場? ラーンクラトゥムだよね?」 と自信無さ気な顔で答えてきます。 知らなそうな雰囲気。そんなに無名な市場なのかな。 ひとまずハイと答えて運賃8バーツを支払い。 運転席真後ろの座席にはちっちゃな子どもが。 なるほど! 運転手がお父さん、車掌がお母さんっぽいんですよ。 家族でこのバスを転がしてるんですね ^^ そんなバスは緑豊かな国道346号線を西へと疾走。 途中、交差点で信号停車。 ふと外を見ると「サイノーイ」との標識が。 なるほど。左折して南に走ればサイノーイ水上マーケットへ出るんだな。 ここにソンテオ路線でもあればいいのに~。 しばらく走ったところで車掌さんが「ラーンクラトゥムでしょ? ここだよ」と。 やっぱりね。ここじゃないんですよ~。 地図を見るとワット・ラーンクラトゥムなんかがあるのはこの辺りなんですが。 いえ、ここではなくもっと先なんです。 と、iPhoneのマップを見せて説明します。 きっと傍から見ると私ってウザイ乗客でしょうね(笑) そうなの?というような困った顔をした車掌さん。 でも黙って様子を見てくれています。 あ、運賃が変わるんじゃないですか? 「マイペンライ」 す、すみません ^_^;) ほどなくして地平線まで真っ直ぐ続く運河を渡りました。 プラピモンラーチャー運河です! 前回の日記でバーンブアトーン市場の北側で見た運河がこれなんですよ。 サイノーイ水上マーケットを通ってここまで一直線に繋がっているんです。 この運河、もう一回登場します ^^ 車窓にはのどかな田園風景が。 まさか目標地点もこんな風景のど真ん中じゃないだろうなぁ -_-;) いよいよ近づいてきたので、iPhoneのマップで慎重に降りるポイントの タイミングを伺います…。 着きました。 車掌さんにそう告げると、ハッとした顔をして停車させてくれました。 笑顔で見送ってくれます。 親切にどうもありがとうございました! 時刻は、10:07。 田んぼのど真ん中じゃなくて良かったです(笑) さて、道路の反対側を見やると・・・ あー、あの路地だな。奥へと進んだところに 最初の目的地、ラーンクラトゥム市場があるはずです。 なんだかゲートが立っているけど、お寺でもあるんでしょうかね。 道路を渡って行ってみましょう! <交通費> バス:8バーツ ここまでの合計:50バーツ ※旅は2012年8月13日(祝日)に行いました。 つづく

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る