タイとタイ語に魅せられて

2015/08/17(月)08:41

キングコブラ母子廟 宝くじに当たる5大願掛けスポット巡り[2]

タイ旅行記(789)

さあ、2つめの宝くじにご利益のあるスポットへ向かいましょう! チャオプラヤー川の向こうまで足を延ばします。 メーナーク廟のあるワット・マハーブットを後に。 オンヌット通りに出て、歩道橋で反対側に渡ったところから、 やって来た白いソンテオに適当に乗り込みます。 ここを通るのならどれでも大丈夫。 さほどかからず終点のBIG C前に到着。 運転席で運賃8バーツ支払い。 時刻は、09:00。 歩いてオンヌット駅に戻り、BTSで戦勝記念塔駅へ向かいます。 到着すると、ロータリー南東側のバス停へ。 ちょうど来ましたよ。140番バス。 高速に乗ってチャオプラヤー川を渡るので速いのです。 09:38発車。 車掌には「サーン・ジャウメー・ングージョンアーン」と告げます。 キングコブラ廟という意味。どんなところなんでしょうね ^_^;) 23バーツ也。 ルークトゥン(演歌)の流れるバスは、ペッブリー通りの プラトゥーナムの先から高速道路に入ると、 チャオプラヤー川を渡りました。 スックサワット通りに下りたバスは、ラマ2世通りに入ります。 iPhoneのマップと睨めっこしながらタイミングを計り、ブザーを押し下車。 10:20。 う、しまった。一つ手前のバス停だった(笑) まあ、行き過ぎちゃうよりはいいかな。 とぼとぼ歩き、 見えてきた歩道橋で反対側に渡ると、 下りたすぐ左手にありました。 2つめのスポット、キングコブラ母子廟(ศาลเจ้าแม่จงอางและลูก)です。 短くキングコブラ廟(ศาลเจ้าแม่งูจงอาง)と呼ぶほうが多いかも。 時刻は、10:27。 右手のお供え物セット売り場へ。 セットが2種類並んでいるので戸惑っていると、 売店のおばさんが、キングコブラ廟は左、 入口左手の土地神は右のセットと教えてくれました。 ではキングコブラ廟のほうを一つ。 50バーツでした。 セットの内訳は… 卵8個(さすがヘビへのお供え物…) 線香9本 黄色い花飾り では、いざ廟内へ。 じゃーん。 コブラとインドな濃い世界が広がっていたのでした。 なぜにコブラが祀られているかというと、 話は1970~73年のラマ2世通り建設時にさかのぼるのですが。 ラマ2世通り建設工事中、一人の作業員の夢にキングコブラが現れ、 建設工事を7日間中断してほしい、もうすぐ子を出産するので、 出産したら子を連れてこの場を去るから、それまで待ってほしいと告げたのです。 驚いた作業員が翌朝上司に伝えると、 ただの夢で何も起きるわけないと取り合ってくれず。 かくして工事は続行。 その作業員が作業車をバックさせ地面をならしている際、 コブラ家族を轢き潰してしまったのでした。 気付いた作業員は怖くなって車で家へ逃げ帰ったのですが、 家にバックで入る際に誤って自分の家族全員を轢き殺してしまったのです。 錯乱した作業員は行方知らずになったのだとか。 その後、この地点では死亡事故が頻発。 困った住民がバラモンを招きコブラの招霊儀式をすると、 コブラは自分が死んだ付近に廟を建ててくれれば復讐を止め、 逆に皆を守ることにすると答えたのです。 それで小さな廟が建てられ、 多くの参拝者が訪れるようなったのだそうで。 線香は、像の前に立て、 卵と花飾りは、手前の台に載せます。 話には続きがあり、時は下って90年代にラマ2世通りが拡幅されることに。 ある日、現在廟が建つ場所の地主の娘の夢にコブラが現れたのです。 道路工事で廟を移転しなければならないようで困っている、 ちょうどそこの土地が空き地なので新しい廟を建ててもらえないか、 と頼んだというのです。 それを聞いた地主は、1996年に新たな廟の建設を開始。 するとどうしたことか急に参拝客が増え、 しかもその80%の願いが成就し、 今でも続いているんだとか…。 ヘビが子供を産むとかツッコミどころはあるのですが、 ラマ2世通り建設当時、この一帯でコブラが多く出没して 大なり小なり事故が起きていたのは事実だそうなので、 あながち全てがフィクションということでもないように思えます。 まぁ、信じる者は救われるということですよね ^^ 中央の巨大なコブラ像だけでなく、背後の壁際にも 多くのコブラ像が並んでいる光景は圧巻ですよ。 しかしなぜインド人顔の男女像も立っているんでしょうね。 考えてみるとタイの廟って大別すると、 バラモン教系と中国系の2つがあるんじゃないですか? 有名なエラワン・プームはバラモン教ですし、 関帝廟や媽祖廟は中国系。 中にはどちらでもないメーナーク廟のようなところもありますが。 タイ系タイ人の祀る廟は、一般的にバラモン教系なんでしょうね。 仏教とバラモン教が同居している点が、日本の仏教と神道の関係と似てて興味深いです。 ちなみにここでご利益があるのは、 宝くじ当選 事業安定 商売繁盛 厄除け とのこと。 廟の敷地角には、チャッカリと言うべきかさすがと言うべきか、 宝くじ売りが店を構えているのでありました ^_^;) さて、次はヤワラート方面へ~。 <詳細> 名称:キングコブラ母子廟(キングコブラ廟)    (ศาลเจ้าแม่จงอางและลูก, ศาลเจ้าแม่งูจงอาง) 場所:ラマ2世通りソイ48入口。    セントラル・ラマ2の700m手前。 地図:グーグルマップ <旅費交通費> ソンテオ:8バーツ BTSオンヌット~戦勝記念塔:41バーツ(ラビットカード使用) 140番バス:23バーツ ここまでの合計:121バーツ ※旅は2015年7月22日(水)に行いました。 <参考> tumsrivichai.com "ศาลเจ้าแม่งูจงอางและลูก ประวัติกับตำนานอาถรรพณ์" Wikipedia "ถนนพระรามที่ 2" つづく ※当ブログから1日旅の記事だけを抜粋し見やすくまとめたブログ 『タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~』 もぜひご覧ください。 そちらのブログは左側の「旅ごとに見る」欄で旅名を選ぶと順を追ってお読みいただけます。 旅の参考になれば幸いです。 ★★★お薦めのタイ語学習書です★★★      ◇ 初 級 ◇      『あなただけのタイ語家庭教師』国際語学社      ◇ 中 級 ◇      『中級タイ語総合読本』白水社      ◇ 上 級 ◇      『タイ語上級講座読解と作文』めこん

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