Ｌｉｇｈｔ　＆　Ｄａｒｋ

オードリー・ヘップバーンが亡くなった、１９９３年・・・☆

彼女の死を悼んで、日本でも色々とニュースや追悼番組が放送されました・・・☆

オードリーの出演映画も、何本か放送されていました・・・☆

この「初恋」と言う映画を放送したのは、確かテレビ東京だったかな・・・（狙い過ぎかな？ｗ・・・「パリで一緒に」を放送した、フジテレビもアレですが・・・ｗ）☆

この作品、ビデオ化された際、タイトルは「オードリー・ヘップバーンの初恋」とされましたが、彼女が主役の映画・・・ではありません（主役はヴァレンティナ・コルテーゼ☆）

そして「初恋」のタイトルですが、これも狙い過ぎ・・・ｗ☆

オードリーが出てて、タイトルが「初恋」なら、当然可愛い恋愛モノだろう・・・そう勘違いする方も、多いでしょうね・・・☆（原題は「SECRET PEOPLE」）☆

実際には、かなり暗くシビアな、政治抗争に巻き込まれる、悲惨な姉妹（特に姉）の物語です・・・☆

亡命先でやっと落ち着き、自分達の生活を送れるようになった姉妹・・・☆

妹はまだまだ若く、バレリーナになる事が夢・・・☆

舞台のオーディションを探しては、受けまくっている様な状態・・・☆

ここら辺り、実際のオードリーの若き日の人生と重なり、興味深いものが・・・☆

・・・そんなある日、姉はかつての恋人と再会・・・☆

その恋人は、反政府の活動家になっていた為・・・☆

と、ストーリーはあくまで、姉役であるヴァレンティナを追う形になっています・・・☆

当然、オードリーの出番は、ヴァレンティナほどは多くないのですが・・・☆

・・・多くはないのですが、その存在感は、ファンの欲目を引いても、やはり凄い！！・・・そう思います・・・☆

なんせ、話の内容が暗い！！ヘヴィー！！悲惨！！で、作品のトーンも、当然暗い・・・ｗ☆

けれど、オードリーが登場するシーンだけは、その場の空気が変わるのです！！☆

姉の見守る中、ピアノの伴奏に合わせ、踊りを踊ろうとする直前・・・☆

オードリーはレオタード姿で、鏡に映る姉に向かって、悪戯っぽくウィンクをします・・・☆

本当に可愛い！！・・・ｗ☆

他にも、彼女が正装して踊るシーンなど、オードリーの出演場面は、どれも輝いています・・・☆

私の年齢で、こう言う事を書くのは、少々おかしいかもしれませんが・・・☆

でも正直今の、「若さ」を尊重し過ぎたノリに、嫌気がさしている私・・・☆

けれど・・・この映画のオードリーを見ると・・・☆

本当に「若いって素晴らしい！！」そう思ってしまいますね！！・・・ｗ☆

それ位、オードリーは、若いエネルギーを、魅力的に発散させています・・・☆

話の内容が暗いことと、他の出演者達が、役の為とは言え、生気が無いからか・・・、余計にオードリーの放つエネルギーは、輝いて見え、この作品の見所・・・を全て奪う形になっている・・・そう思います・・・☆

この作品の後、オードリーは映画に端役で、一本出演・・・☆

その撮影現場を見学していた、フランスの著名な作家、コレットに見出される事になり、ブロードウェイに進出・・・☆

シンデレラ・ストーリーがスタートします・・・☆

この作品は、オードリーの伝説が始まる前の、ウォーミング・アップ・・・助走を付ける為の作品・・・だったかも知れませんね・・・☆

オードリーの代表作の一本・・・では無いでしょうが、オードリーの大ファンなら、一度は見ておいて良い・・・そんな作品ですね・・・☆

追記・・・撮影当時、既にスターの地位を得ていた、ヴァレンティナと、まだまだ無名の存在だったオードリー・・・☆　二人は撮影を通して、非常に仲良くなったのだとか・・・☆　二人でレストランに行き、お酒を飲み、ゴシップ話に華を咲かせ、ステーキを食べ、葉巻を冗談で吸ったとか・・・ｗ☆　オードリーにとっては、青春時代と重なる、想い出の一作・・・だったでしょうね・・・☆