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愛犬が迷子になったら……？ これまでなら犬の写真のコピーを近所に貼って探し回るしかなかったが、来年3月からは電話機で簡単にペット探しが可能になる。
米ペッツモビリティ・ネットワークス社が開発した初のペット向け携帯電話『ペットセル』が発売される予定。2006年初めに出荷され、価格は350ドルから400ドルになる予定とのことだ。

ペットセルは全長が約9.4センチメートルで骨のような形をしていて、愛用の首輪に本体を装着できるようになっている。飼い主はペットセルに搭載されたマイク兼用のスピーカーを通じ、迷子になった愛犬に語りかけることができる。

ペットセルは、通常の携帯電話網を使用しており、固有の電話番号も持っている。飼い主が自分の携帯電話のボタンを押し、「ラッシー、帰っておいでェ～」に相当するコードを入力すると、ペットセルは自動的に応答して通話状態になる。

ペットセルの迷子ペット追跡機能には、愛犬がはぐれてしまったときのために、「コール・オーナー」(飼い主を呼ぶ)ボタンが付いている。また、屋内でも動作可能なアシスト型GPS(A-GPS)機能も備えており、飼い主はインターネット対応機器や音声通話によるコールセンターを通じ、愛犬の居場所を知ることができる。

ペットセルには「ジオフェンス」(GeoFence)と呼ばれるオプション機能もある。これは、愛犬が前もって定めておいた条件値を超えてフラフラと迷い出ていってしまった場合、飼い主に警告するものだ。また、ペットセルには温度センサーが内蔵されており、犬の体温が高すぎたり低すぎたりした場合には知らせてくれる。

去年、日本でも個体識別や体温測定ができる体内埋め込み式チップ『バイオサーモ・インプランタブル・マイクロチップ』が販売されましたよね。

さらに、ペットセルは小型の無線カメラの接続も可能になる予定だ。この機能を使えば、捜索救助隊、さらには爆弾処理部隊の任務にも役立つかもしれないとロブ社長は考えている。もっとも、昼間は犬を預けている人の場合、ベビーシッターの行動を監視するカメラのように、この機能を使って預け先で犬がちゃんとした扱いを受けているかを確認することになるだろう。

日本ではトミーから、わんちゃん専用カメラ「ワンダフルショット」という商品が出ていますね。


米ペット用品工業会の発表によると、　飼い主が2005年にかわいいペットたちに費やしたお金は、総額約359億ドルと推計されていてる。ペットのもたらす経済効果は馬鹿にならない。

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